夏季スポーツ
2024/11/03 22:15

創部2年目の日本航空北海道が初V 女子5連覇中の札幌山の手を100点ゲームで撃破【ウインターカップ北海道予選】

創部2年目のチームをまとめて初優勝を果たした日本航空北海道の西川主将=撮影・宮永春希

■全国高校バスケットボール選手権北海道予選最終日(11月3日、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館)
▽女子決勝リーグ 日本航空北海道100-75札幌山の手

西川主将がチーム最多28得点

 決勝リーグ男女各4試合が行われ、女子は創部2年目の日本航空北海道が3戦全勝の初優勝で2年連続の本大会出場権をつかんだ。6連覇を狙っていた札幌山の手との全勝同士の最終戦では、マリからの留学生で186センチのCカマラ(2年)が徹底マークされる中、PG西川葵主将(2年)が3点シュート4本を含むチーム最多の28得点をマーク。100点ゲームで締めくくり、新人戦、全道高校、U18日清食品北海道ブロックリーグと、道内主要4大会全てを制した。

40分間ディフェンスできた

 北海道の女王に君臨し続けていた強豪を、創部2年目の2年生軍団が圧倒した。西川主将は「山の手は、すごい走ってくるチームということも分かってたし、自分たちよりも平均身長としては向こうの方がたぶん高かった。そこでディフェンスをどう頑張るか。インターハイで負けてしまってからのコンセプトがフルコートで40分間ディフェンスを仕掛けることだったので、40分間、前から当たり続けることができたっていうのが良かったかな」と声を弾ませた。

第4Q、シュートを放つ日本航空北海道のカマラ(右)

 

夏の悔しさ糧に

 インターハイでは、初戦の2回戦で鵠沼(神奈川)に69-71と惜敗。「あの試合は40分間、相手のペースにしてしまったことと、自分たちのプレーが最後まで出しきれなかったのが、特に反省点だった」と悔しさを糧にしてきた。

地獄のランメニュー

 目標に掲げる40分間走り続けるためには、無尽蔵のスタミナが必要不可欠。帰道後から地獄のランメニューが始まった。体育館を延々走り続けることに始まり、サイドラインを8往復半する「セブンティーン」や、ゴール下で3人の1対1対1でリバウンドを取ってシュートを繰り返す「ジャングル」、さらにコンタクトプレーの強化に取り組んだ。「夏の前も少しはやっていたんですけど、夏が終わってから特に徹底的にやるようになりました」。ディフェンスの練習をすることで、攻撃面でも強化につながった。

長身コンビがマークされるも「逆にこっちがチャンス」

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