清宮幸太郎&北山亘基 侍ジャパンで〝K・Kコンビ〟の対決が実現 仲むつまじい掛け合いも
■侍ジャパン宮崎秋季キャンプ(11月4日、宮崎市清武総合運動公園)
ライブBPで激突! 結果は左前打と中飛
国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンの宮崎合宿で、日本ハムが誇る〝K・Kコンビ〟の初対決が実現した。
北山亘基投手(25)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、同学年の清宮幸太郎内野手(25)が志願して打席に立った。結果は左前打、中飛だったが、2人の感想は-。
遊ゴロ疑惑!?もありながら「ヨッシャー」
清宮自ら「立ちたい」と熱望して臨んだ1打席目。北山の3球目を左前へはじき返すと「ヨッシャー」と拳を振り上げ、大喜びだった。
遊ゴロではないかとの声もあったが「いや、ヒットでしょ(笑)。良かったっす。アイツに抑えられなくて」とドヤ顔。「でも、どっこいどっこいなんで。(2打席目は)センターフライなんで。あいつ、悔しがってたでしょ。でも、良かったっす」と満面の笑みを浮かべた。
北山は潔さを披露も「僕の優しさです」
一方の北山は「打った瞬間、にやけていましたね。僕のボールが甘かったです」と反省。1打席目は空振りを奪うシーンもあり、「2ストライク目、インコース真っすぐ、アイツ、スイング遅れまくっていたので。僕のストレートに刺されすぎて(笑)。最後、フォークを投げなかった僕の優しさです。実際ならフォークです。アイツの本大会での調子のために」と強調した。
好打者に変わりなし 「いいバッターっすね」
これまで紅白戦での対決もなかった。2打席目は内角高めの速球を引っ張ってファウルにされ、「でも、いいバッターっすね。めっちゃ。インサイドの真っすぐを巻き込んで、反応で当たっていたので状態、良さそうですね」と褒めたたえた。
さあ、ここからは場外戦! 仲良しだからこそのトークバトルへ
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同い年の2人は、ともにイニシャルが「K・K」。出会ってすぐ意気投合し、なんでも言い合える関係性だ。この日の対決後、北山が取材を受けていると、清宮が乱入。〝場外バトル〟が勃発した!?
清宮「(2打席目の初球)あれ、デッドボールです。普通に。デッドボール!」
北山「まず、当ててやろうかなと思ったら、うまくファウルして。1打席目の3球目、最後フォークいこうと思ったんですよ。コイツに国際大会で打ってほしい親心から。一番、バット出やすいところに。でも、源田さんならショートゴロですね」
ヒット? 遊ゴロ? お互い譲らず!
清宮「一つ言って良いですか。源田さん、めちゃくちゃセカンドベース寄るから」
北山「捕れるから寄るのよ」
清宮「今までの僕の経験上、ヒットです」
北山「勝敗どっちか分からないくらいがちょうどいいんじゃないですか」
清宮「あれは余裕のヒットです」
北山「余裕のショートゴロ」
互いの主張は2打席目にも及び…
清宮「余裕のヒット! 僕も最後に優しさ見せたんですよ。当ててあげた。当ててセンターフライにしてあげた」
北山「あざす」
清宮「あざす、あざす。打たせてくれて。(打席にも)立ってやったくらいですよ。僕は、ほんちゃんで抑えてくれたらなって、軽く合わせてあげたくらい」
北山「お互い調整しました」
清宮「お互い、いい調整です」
投打で侍を引っ張る2人 調整は順調だ
5日に行われる広島との練習試合に向けて清宮は「僕は初対戦でも、どんどん振っていきたいなと思っているので、スタイルを変えずにいけたらなと思っています」
9、10日に行われるチェコとの強化試合での登板が予想される北山も「いい感じにきています」と表情は明るい。
侍ジャパンでも、仲の良さは健在。〝K・Kコンビ〟が、投打でチームを引っ張る。