コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》湘南戦は覚醒中のあの選手が要注意 制圧できれば勝利の足掛かりになる
厳しい結果に終わったC大阪戦
ホームに2万6000人の観衆が詰めかけたC大阪戦。J1残留を後押ししようとサポーターは最高の雰囲気をつくってくれた。それに応えるべく選手たちは頑張ったのだが、最後まで続かなかった。引き分けの勝ち点1はあまりにも厳しい。
次節に負け、J1残留圏の17位・柏の結果次第では札幌のJ2降格が決定するところまで追い込まれた。柏の相手は勝ち点1差の16位・新潟。このカードも凄まじいゲームになることは必至。他力本願だが、新潟に勝ってもらうことを祈るしかない。
前半は主導権を握ることができた
C大阪戦の前半は思い通りの試合運びができた札幌。3-4-2-1のミラーゲームであったため、札幌はマンツーマンで相手に付くことが比較的簡単だった。そのためマークのズレはなく、前線からのプレスもハマって主導権を握ってゲームを進められた。
前半早々の先制点は自陣スローインのこぼれを拾ってからのカウンターだった。C大阪守備陣の帰陣も速かったが、左から右へ展開して仕留める最近の札幌の攻撃の形であったと言える。
青木らしい技術が見られた先制点
MF青木が1.5列目から飛び出してきてDF西尾のクリアミスを拾ってゴールネットを揺らした。青木のゴール前に入って行こうという意識がこぼれ球を拾わせたが、最後のキックフェイントは彼らしい技術であった。