2024自己採点~河野竜生の場合~ 自身初のタイトル奪取にCS初登板
「大航海」のスローガンを掲げ、船出したファイターズは、パ・リーグ2位の好成績を収めた。6年ぶりに進出したクライマックス・シリーズ(CS)では、激闘のファーストステージを乗り越え、ファイナルへ進出。選手たちの成長、奮闘が光った。道新スポーツデジタルでは「2024自己採点~の場合」を不定期連載する。躍進を支えたプレーヤーは今シーズンをどう振り返るのか―。取材班が「採点とその理由」「俺が選ぶチームMVP」などのテーマに沿って聞いた。
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「難しいな…。そうですね、チームの成績を含めて…90点。チームとしては、これまでBクラスが続いた中で、優勝はできませんでしたけど、2位という結果。エスコンでCSを迎えられたことが良かったです。個人だと、去年も50試合に投げさせてもらって、今年も52試合に投げられた。その中で中継ぎのタイトルを獲れました。いいところはそこかなと思います。足りない10点は、優勝できなかったことと、CSファイナルで終わってしまったこと。悔しさが残りました。個人的には9月1日に抹消になって、1年間、1軍で完走できなかった。あとは、シーズンで4敗しているので、そこは反省です」
「CSファーストステージの3戦目。ブーイングと拍手が入り交じった空間で投げたことを思い出します。異様な雰囲気というか。セットポジションに入って投げる時も聞こえてくるような初めての感覚でした。勝った方がファイナルステージというところだったので、気持ちがぶつかり合った勝負だったなと思います」
「良いものは継続できればいいですけど、4敗していることもありますし、本塁打も5本、打たれている。配球の偏りやコースの割合というのが、目に見えて分かりやすいデータが出ていた。そこは来年に向けて改善点かなと思います」
「2人目の子どもが生まれたことですね。かわいいですね。シーズン中はなかなか子育てに関われないんですけど、休みの日はどこかに出かけたり。家にいる時は、おむつを替えますし、寝かしつけもします。デーゲームの後なら、一緒にお風呂に入ったり。でも、最低限ですね。2人とも小さいので、僕よりも妻が大変です。その分、(野球で)頑張っている姿を見せたい。子どもたちが物心つくまでは頑張りたいという思いもあります」
「やっぱり(伊藤)大海さんじゃないですか。開幕投手もされて、2024年に一発目を勝ち取ったところから1年間、勢いを持って戦えたと思います。チームが夏場以降、どんどんキツくなってくるところで、見せた安定感。あれは、同じ投手として、リリーフで待機していて心強かったです。勝ちきれるところを含めてエースだと思いましたし、投手陣、チームを引っ張ってくれたなと思います」