コンサドーレ
2024/11/08 07:00

ここまで来たらやるしかない。勝利をつかみ取ってラスト2試合へとつなげたい《河合CRC竜の眼》

 

もったいないボールの奪われ方

 3日のホームC大阪戦(1△1)。北海道コンサドーレ札幌にとっては何としても勝ち点3が必要な状況で、選手たちも最初から戦う気持ちを見せて、良い試合の入り方ができていた。だが後半はチームとしてのパワーが足りず、もったいないボールの奪われ方から失点してしまいドロー決着という、非常に厳しい結果となってしまった。

 開始早々の前半9分に、札幌がMF青木の先制点で幸先の良いスタートを切ったが、あのシーンはDF岡村がFW菅に送ったダイレクトの縦パスが全てだったと思う。ピッチ上の状況がよく見えていたし、ああいうところでダイレクトに通すことができると、相手DFの切り替えも1~2秒遅れて、より優位に展開することが可能となる。

青木のゴールへ向かう姿勢を評価

 直後のボックス内でのプレーこそやや精度を欠いたものの、青木がマイナスでボールをもらおうとしてからも動きを止めず、しっかりと追い越していった結果、こぼれ球を拾ってゴールにつなげることができた。ああいうゴールへ向かう姿勢は、次の湘南戦にも必ずつながってくると思っている。

 青木のゴール後、前半30分頃まではほぼ札幌のハーフコートゲームと言ってもいい展開だったが、結果的にはここで追加点を奪えなかったことが後々大きく響いてしまった。特に同22分のMF近藤のすばらしい切り返しからの左足のフィニッシュは、シュートまでの流れは完璧と言えるものだっただけに、せめて枠に飛ばして、こぼれ球を押し込めるチャンスをつくりたかった。

後半は一気に流れが相手に…

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