コンサドーレ
札幌に〝冬将軍〟の洗礼 積雪でフルコート使えず MF駒井善成「北海道なので。仕方ない」
■11月7日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は9日のアウェー湘南戦(レモンS)に向けて午前練習を実施したが、グラウンド上に雪が降り積もった影響もあり、一角を除雪した上でボール回しのみを行った。試合を目前にした中で思わぬアクシデントに襲われた札幌だが、MF駒井善成(32)ら、ここまでのシーズンを支えてきたベテラン勢を中心に、チーム一丸となってこの苦境をはねのけたいところだ。
前日まで緑の芝生が一面真っ白に
負けられない湘南戦を2日後に控えたこの日、札幌が〝冬将軍〟の洗礼を浴びた。前日夜から札幌市内で降り出した雪は、日付が変わってもやまずに降り続け、街中の風景を一変させた。宮の沢の練習場も例外ではなく、前日まで顔を出していた緑の芝生は、厚い雪に覆われて一面真っ白に。とてもグラウンド全面を使用してトレーニングを行う状況ではなく、スタッフが一部除雪して、ボール回しを行うだけのスペースを確保するのが精いっぱいだった。札幌在籍7年目となる駒井も「北海道なので。仕方ないですね」と、例年よりも6日早い積雪に苦笑いを浮かべるしかなかった。
交代した5分後に同点に追いつかれ…
3日のホームC大阪戦(1△1)ではキャプテンマークを巻いて先発出場。前半9分のチャンスの場面では、駒井がゴール前に送ったグラウンダーのパスこそ相手にクリアされたものの、そのこぼれ球を拾ったMF青木亮太(28)が先制ゴールをゲット。1-0とリードし、後半35分に交代でピッチを退いたが、その5分後にチームは同点ゴールを許し、痛恨のドローとなってしまった。「自分は交代したので、味方を信じて何とか勝ちきってほしいと思っていたけど、追い付かれてしまって。自分で取り返すこともできないので、歯がゆい気持ちもありながら見ていた」と、自身が去ったあとのピッチ上の光景を振り返る。