ファイターズ
2024/11/07 19:05

松本剛 打撃の迷いが生じた24年 打棒復活へ自らを見つめ直す

アップ中に笑顔を見せる松本剛=撮影・松本奈央

■秋季キャンプ(11月7日、エスコンフィールド北海道)

 巻き返しへ自問の秋―。エスコンフィールド北海道での秋季キャンプに参加している松本剛外野手(31)が7日、来季は一からレギュラーを獲りにいく覚悟を示した。2022年に首位打者を獲得した松本剛は、今季127試合に出場したものの、打率.236と不振にあえいだ。チームは2位と躍進したが、自身は危機感をつのらせている。来季V奪還するためにも、背番号7のバットは欠かせない。

前半戦は胃腸炎もあって打撃低迷

 迷路から抜け出せないシーズンだった。春先から好打者のバットに狂いが生じていた。6月26日には胃腸炎を患ったこともあり、ファームで調整する期間もあった。最短で1軍昇格したが、前半戦終了時点で打率.226と低迷。後半戦開始直後は自己最長の15試合連続安打をマークし、上向き気配を見せたが、波に乗ることはできなかった。

 「見ての通りですし、数字的にも苦しかった。悔しいシーズンになったのは事実なので。またいい危機感も覚えたシーズンでしたし、結果を残さないと、やっぱりレギュラーで試合に出ることはできない。今年もそういうつもりで入りましたけど、より一層、来年の春、レギュラーをつかみにいくっていう気持ちで、このオフはしっかりやっていきたいと思います」

外野ノックを受ける松本剛(中央)

 

今までの自分と変化を求める自分

 自分の中で正解を見つけられなかった。「ずっと迷っていたのは事実」と話すように、これまでの自分の形と、新たな変化を求める狭間でさまよった。「中途半端になってしまった部分がすごくあったので、そこは一回、自分で見つめ直して、どうするっていうのを決めて、春に臨みたい」と、来春までに自身の打撃を確立するつもりだ。

秋季キャンプ前に自身の状態を数値化 「足りない部分が見えた」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい