ファイターズ
《ハム番24時》11月7日
冬の始まりを表す立冬の暦通り、7日は道内各地で今年1番の寒さとなった。秋季キャンプが行われているエスコンフィールド北海道の周辺も、すっかり雪景色に。それでもグラウンド上の選手たちは、普段と変わらぬ熱いプレーを届けてくれた。
野村は全体練習終了後、郡司と共に1時間以上の特守を敢行。谷内コーチのノックの嵐を浴び続け大粒の汗を流した。今キャンプでは第1クールから内外野両方の特守に参加し、守備力アップに励んでいる。
練習中はサイズや形状の異なる複数のグラブを使用するなど、細部にまで工夫を凝らす。野村は「板グローブは普通と同じイメージでは捕れないので、グラブの入れ方を考える。いろいろなグラブを使うことで体が勝手にそういう(理想的な)動きになる。単純な技術力向上のためにも継続したい」と、取り組みの意図を説明した。
短所を削る作業は、決して一筋縄ではいかないと想像できる。だからこそ真摯に課題と向き合う姿に、心を動かされる。長い冬を耐えた先には、きっと明るい春が待っている。その努力を、陰ながら応援しています。