ファイターズ
山崎福也がフリー打撃で豪快柵越え! 高校時代知る横尾コーチ「相変わらず、バッティング好き」
■秋季キャンプ(11月7日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの山崎福也投手(32)が7日、エスコンフィールド北海道で開催中の秋季キャンプに参加し、フリー打撃で豪快な柵越えを披露した。7月のオールスター以来、約3カ月ぶりにバットを握り、非凡な打撃センスを見せつけた。
無邪気に「イエーイ!」
赤黒カラーのバットを携えケージへ向かうと、観衆から大きな拍手が湧き上がった。計47スイングで鋭い当たりを連発。33スイング目には右翼ブルペンへ白球を放り込み「イエーイ!」と、無邪気に喜びの声を上げた。
ファンにサプライズを届けた左腕は「見に来てくれている人に、楽しんでもらえたらなと思っていました。1本しか入らなかったので悔しさはあるけど、良い気持ちで野球ができて気分転換になりました」と、満足そうにほほ笑んだ。
新庄監督の発案で打撃練習
野手に混じっての打撃練習は、新庄監督の発案で実現した。「ちょっと監督と話して『バッティングしよっか』みたいな感じ」とノリノリで実行。
オフは投手稼業を優先しつつも、例年以上に打撃と向き合う予定で「まずは真っすぐに差し込まれないこと。詰まらないようにバットが出ることを意識したい…って言うのもおかしいですけど(笑)」と意欲を示した。
高校3年時にはセンバツで大会記録に並ぶ13安打をマーク。飛び抜けたバットコントロールはプロ入り後も健在で、今季は5月30日の阪神戦でV打を放ち、球宴でも鮮やかなクリーンヒットを左前へ運んだ。