コンサドーレ
福森黄金の左磨き上げる!「得点やアシストで貢献したい」
北海道コンサドーレ札幌のDF福森晃斗(28)が自慢の左足をさらに磨く。今季は32試合の出場で1得点をマークしたが、代名詞となっているFKでの得点はなかった。一蹴りで試合の流れを変えられるレフティーは来季も結果にこだわるべく、自他共に認める武器を強化していく。
今季は右膝の負傷による離脱もあり、32試合の出場で、2015年の加入以来最少の1得点にとどまった福森。特に「FKを1本も決められていないのは、ふがいない結果」と悔やむ。「毎年1点は決めていた。チームの勝利に貢献できていない。チームの結果に対して自分に責任がある」と振り返った。
前線への正確無比なロングフィードはミシャサッカーの最大の武器でもある。逆サイドに張るMF金子や相手DFの背後を狙うFW小柏へ、上質なボールを供給し続けた。
5アシストも記録するなどチャンスメークでの貢献度は計り知れない。だが、FKは福森が左足一本で試合を動かせる不可侵領域。リーグ屈指の名手として、強いこだわりを見せる。
来季は札幌で8年目のシーズンを迎える。「3大タイトルのどれかを取りたい。サポーターの皆さん、石水勲元会長との思い出もある。FKを蹴っている以上、得点やアシストで貢献したい。シーズン開幕までに左足の精度を磨き、スタートダッシュを決める」。視線は既に来季へ向いている。