【一問一答】宮西尚生 後輩ダルビッシュと再会し「お互い年取ったなって話をしていた」
■秋季キャンプ(11月9日、エスコンフィールド北海道)
日本ハム・宮西尚生投手(39)が9日、エスコンフィールド北海道を電撃訪問した米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(38)との再会を喜んだ。前日8日にはグラウンドで一緒に自主トレを実施。2019年以来の対面を果たし、旧交を温めた。一問一答は以下の通り。
―前日8日にはグラウンドでダルビッシュと練習した
「久々の再会。懐かしい感じがしましたよ」
―どういう経緯で
「(日本に)帰ってくるってことで、一緒に練習しようっていう流れかな。前もって、帰ってくるの知っていたので」
―一緒に汗を流した
「トレーニングほどのトレーニングじゃないけど、野球の話とかにはなるから。お互い40手前になって、悩みどころが一緒やなってところはあったかな。そのためにどういうトレーニングしているかっていう、そういうのを聞いたりとか。最近こういうのやってるんです、みたいなとか」
―悩みとは
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「それはもちろんここまでお互い投げ続けているし、移動の時、向こう(米国)はもっとすごいけど、体の固まり具合とか、若いときは全然違うし、回復力も変わってくる。張ってくる場所も、大体同じところだったから。違う投げ方なのに、同じところ張るんだなって思ったし。意見交換したり、そういう感じかな」
―年齢が近い選手は貴重な存在
「それはもちろん。シーズン中とかも、LINEとかでやりとりしているから。こっちが気になることとか、分からんことあったら、相談することもあるし。サプリとかも送ってくれたりとか。普段から連絡は取っている。会うのは久しぶりだけど、何の違和感もなく2日間を過ごしたね」
―チームになじんでいるように見えた
「ダルはなじんでいたけど、若いやつらは本当すんごい人を見ている目で見ていたよね。みんな声掛けづらかったんじゃない。一緒にやっている人がもういないからね。そういう意味でも近寄りがたい選手だと思うし、だけどガツガツくる子もおれば。話するほどではないけど、みんな写真撮っている。有名人に会ったような感じ。すげえとか言っているけど、オレのが先輩なのになって(笑)。まあまあ、久しぶりに会えてよかったです」
―若い選手にとって、いい刺激になっていそう
「あまりにレベルが離れすぎているから、そこの刺激はないやろうけど。ホンマにファイターズに、ダルビッシュがいたんやって思ったんじゃない。それくらいじゃない。一緒にキャンプ練習に入っているわけじゃないしね。かといって、ダルは答えてくれるけど、トレーニングしている最中に若い子は行きにくいよね。刺激になったか分からんけど、やっぱり憧れの存在である選手やなって改めて若い子は感じたんじゃない」
―自身も顔を見て元気をもらった
「それはもちろんあるし、まさかエスコンで一緒に動けると思わんかったから、そういう意味では本当にここまでやっていてよかったなと思うし、刺激というのはずっと。ダルが向こうで活躍する度に、すげえなって思うし。それは刺激になりますね」
―会ったのはいつ以来か
「会ったのは(19年の)アリゾナキャンプ以来じゃないですかね」
―大人になったなと
「お互い大人になったなあって。自分1年目、2年目とかずっと毎日一緒にいた。部屋で遊んだりとかしてたし、オレの部屋に、よういたずらされたなって。2人で話している時はいつも通り。考え方とか子どもに接する雰囲気とか、やっぱり丸くなったし、お互い年取ったなって話をしていた。懐かしいっちゃ懐かしいし、懐かしくないと言ったら懐かしくない。不思議な感じやったかな」
―球場も沸いていた
「そりゃそうでしょ。ダルビッシュ帰ってくるって。ずっと黙っておかないとアカンから、こっちはしんどかったけど(笑)」