ヴォレアスがホームで首位・大阪Bに健闘もストレート負け OH鍬田憲伸「明日は勝ちます」【SVリーグ】
■SVリーグ第5節第1日(11月9日、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館)
▽ヴォレアス北海道0-3大阪B
相手は日本代表の山本、西田擁するタレント軍団
最下位に沈むヴォレアス北海道は、ホームに首位・大阪Bを迎えて今季初の対戦となったが、0-3のストレート負けを喫した。これで同カードは初対戦の昨季から5連敗。第1セットにチーム生え抜きの台湾代表OP張育陞(チャン・ユーシェン、24)がVリーグ時代を通じて通算4000得点を挙げたが、今夏のパリ五輪で8強入りした日本代表リベロ山本智大(30)やOP西田有志(24)を擁するタレント軍団に勝負どころで競り負けた。翌10日も同会場で大阪Bと対戦する。
指揮官「食らいついていけた」
結果だけ見るとストレート負けの完敗だったが、エド・クライン監督(43)は「サーブで相手にプレッシャーをかけることができて、試合をいい形で始めることができた。かなり惜しいところまいきました。現在の順位でリーグを率いているチームに対して、しっかりと食らいついていけた。ブロックとディフェンスに関しても、彼らとも戦えていた。大きな違いはアタックの数字だったので、そこを引き続き改善をしていきたい」と、翌日の第2戦で難敵からの初白星を狙う。
前節好調の選手をスタメン起用 OH鍬田は「負けはしたけど…」
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スタメンには、前節3日の広島TH戦でサーブのパフォーマンスが良かった新加入のOH鍬田憲伸(25)、OH池田幸太(27)、MB三好佳介(25)の3人を起用した。特に第1セットで連続サービスエースを決めたOH鍬田は「負けはしたけど、楽しかった。SVの中でトップのチームっていうのも分かっていたし、苦しめる展開まで持っていけたことは自分たちの成長にもつながっていってる。ポジティブに受け止めたい」と前を向いた。
一時は逆転した第2セット
第2セットに入ると、OH池田のアタックが決まり始めた。中盤7-10から4連続得点で一時逆転するなど、会場を盛りあげた。第3セット中盤にも連続でサービスエースを決めるなどチーム最多の14得点を挙げた池田は、「(第3セットに)外国人2人をベンチに下げることができたけど、代わりに入った富田選手やスタートで入っていた西田選手の軟打に対する守備とか、ディグを簡単に決められてしまった」と浮き出た課題の修正に取り組む。
ミスをなくせば勝敗は分からない
今季はまだ1勝。鍬田は「本当にちょっとしたミス、自分たちのミスをなくしていければ、勝敗も分からないところだった。そこは明日だけでなく、これからずっと課題としてやっていければ。明日は勝ちます」。ホームの大声援を力に、ジャイアントキリングを成し遂げる。