レバンガが宇都宮との接戦落とし2連敗 残り4分から3本連続で3点シュート許す
■B1リーグ戦 第8節(11月10日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道79-88宇都宮
東地区5位のレバンガ北海道は、前日大敗した2位・宇都宮に第4クオーター(Q)中盤まで接戦を繰り広げたが、残り5分で一気に突き放され2連敗を喫した。9日の第1戦は5得点に抑えられたPFライアン・クリーナー(26)が前半だけで12得点をマークするなど、チーム最多22得点8リバウンドをマークした。順位は5位のまま。次節は昨季2連敗した西地区の広島とアウェーで対戦する。
前日ズタズタだった守備網を再構築
前日ズタズタに切り裂かれた守備網を再構築したが、難敵攻略にはあと一歩届かなかった。第4Q残り4分で1点リードから、2回連続で攻撃のターンでシュートを決められず、リバウンドも失い、逆に宇都宮に3点シュートを3本連続で決められ、勝利が遠のいた。小野寺龍太郎HC(42)は「2Qを含めてオフェンスで細かいミスはあったんですけど、トータルとして悪くないオフェンスの時間帯が多かった」と評価しつつも、フリースロー獲得数に着目。「宇都宮さんが20本、僕らが5本。これではやはり勝つのは難しい」と肩を落とした。
前日5得点のクリーナーが本領発揮
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9日の初戦で5得点に終わっていたクリーナーが22得点と本領を発揮。序盤からCトーマス・ウェルシュ(28)とともに、ポストプレーで着実に得点を伸ばしていった。クリーナーは「昨日の試合に関しては、非常に良くなかった。フィニッシュも決め切ることができなかった」と猛省。「きょうは可能な限り宇都宮のビッグマンを外に置いて、相手のスモール陣がペイントエリアを守る形を作りながら、自分が中でフィニッシュする形をいくつか作れた。個人的に22点入れられたのはうれしいが、もっと改善できるところはあった」と勝利につながらず、唇をかんだ。
今季5勝9敗 次節は3週間後
開幕から14試合で5勝9敗のペースは3季ぶり。次節まで約3週間の中断期間をはさむ。「確実にチームのバスケットとしては良くなってきていると思うので、今後もまだまだ良くなっていける。個人としても、それぞれが改善すべきところを改善し、チームとして調整すべきところを調整して、シーズンを通して良くなっていければ」。その言葉をコートの上で証明する。