夏季スポーツ
2024/11/11 21:35

女子・とわの森が2年ぶり2回戦進出 パリ五輪日本代表リベロのOBに刺激 OH川島「私も山本選手」【春高バレー北海道予選】

逆転勝ちで初戦を突破して喜ぶとわの森のメンバー=撮影・西川薫

■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦第1日(11月11日、札幌・北海きたえーる)
▽女子1回戦 とわの森2-1札啓北商

 5年連続9度目出場のとわの森が、1セット先制されながらも残り2セットを連取して逆転勝利した。8月中旬、同校OBでパリ五輪男子バレーボール8強入りしたリベロ・山本智大(30、大阪B)が母校を訪問。憧れの先輩に刺激を受けて、2年ぶりの初戦突破を果たした。

3年生3人抜けたが4人は残った

逆転で初戦を突破し喜ぶとわの森のメンバー

 

 とわの森が粘りのバレーで劣勢をひっくり返した。夏で3人の3年生が引退。4人残ったうちのOH川島優生(3年)は「高体連にスタメンとして出場できず、それが悔しくて、最後はスタメンで出たい、と思ったことがきっかけで残りました。2年生が多く出てますが、2年生がしっかり粘ってくれて、3年生も粘り強いプレーを見せたのでよかった」と声を弾ませた。

パブリックビューイングで声援送った先輩が間近に

 7月の期間中には同校でパブリックビューイングも行った。パリ五輪の激闘を終えた8月に、山本が母校を訪問。実際に指導を受けることはなかったが、川島は「私はスパイクより守備に特化して出ているので、山本選手の粘り強さとかレシーブの良さをしっかり見て、今の試合でも『私も山本選手』だと思いながらレシーブしてました」

とわの森の2年生OH大方(右)

 

2年の大方は小、中、高すべて同じ

 2年生OHの大方唯華は、江別中央ジャンプで全国大会に出場、江別中央中では全道4強入り。「直接的な関わりはありませんが、小学校から中学、高校で同じ先輩なので、すごく憧れてますし、山本選手の活躍を見て、私もこんなふうにプレーがしたい」と、目を輝かせる。

 今大会の目標に掲げる8強まであと二つ。2回戦・富良野戦へ「明日も粘り強いプレーを見せて、とわの森らしく、とわの森カラーでプレーしていけたら。男子には負けないです」。強豪の男子部に追い付け、追い越せの気概で、挑戦する。

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