夏季スポーツ
新体制クラークが2年ぶり初戦突破 夏に敗れた札幌大谷とのリベンジマッチ実現へ【春高バレー北海道予選】
■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦 第2日(11月12日、札幌・北海きたえーる)
▽女子2回戦 クラーク2-0北広島
体力強化でチーム底上げ
7月に監督を交代したクラークが2-0で北広島に勝利し、2年ぶりに2回戦へ進出した。4月に前監督が退職し、夏の予選はコーチが臨時監督として挑んだが2回戦で敗退。7月に道内の中学で長く指導してきた星雅之氏(70)が新監督に就任し、体力強化でチームの底上げを図ってきた。13日の3回戦では夏の全道で敗れた札幌大谷と対戦する。
試合の中で立て直し成功
新体制のクラークがリベンジの舞台へ駒を進めた。岡本もえ主将(3年)は「1セット目の5点目までは自分たちのミスで乗り切れなかったけど、1セット目の後半から2セット目にかけて、しっかり立て直して自分たちのリズムをつくることができたので、次の札幌大谷につながる試合ができた」と声を弾ませた。
クラークの窮地を救うために
星新監督は深川協会の役員を務めていたが、クラークの窮地に外部監督として白羽の矢が立った。「1期生と3期生が私の教え子。普段の練習の中でもクラークさんの練習に伺ってたんですよね」と、以前から交流があったこともあり、就任を決断。チームの立て直しに着手した。
坂道ダッシュで最初はバキバキ
まずは、これまでなかった走力トレーニングを毎日課した。校舎の周りにある坂道を使って800メートル走を行い、多い日で20本をこなして短距離走も取り入れた。岡本主将は「体力面でも筋力面でもしっかり強化してきたので、夏頃から徐々に足の動くスピードも速くなって良くなってきた。最初は体がバキバキでした」と振り返る。