夏季スポーツ
女子は札幌山の手が夏冬連覇へあと2勝【春高バレー北海道予選】
■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦 第3日(11月13日、札幌・北海きたえーる)
▽女子準々決勝 札山の手2-0岩見沢緑陵
今夏の全道女王・札幌山の手が2-0のストレートで岩見沢緑陵を圧倒した。183センチの松本夏凜(2年)を中心に、攻撃が冴えわたった。チームの要、リベロの小西杏奈主将(3年)は別海町出身で、同郷で今季からSVリーグ・トヨタ車体入りした笠井季璃(19、旭実)は親同士がいとこ。昨年春高で旭川実業を4強に導いた笠井に続く。
小西主将はトヨタ車体入りした笠井のはとこ
札幌山の手が夏冬連覇へ盤石の試合運びを展開した。2セットで許した失点は16点。「アップの時点からチーム全体で体動かして、エンジン入れてやっていこうと話していたので、試合の最初から自分たちの力を出せたのがよかった」と、うなずいた。
2年ぶりに出場したインターハイでは、予選グループを突破して決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメントでは1回戦で、宮城・古川学園にフルセットの末に敗れた。「全道高校で優勝して、全国も経験できたので自信がつきました」と話す一方「全国の強いスパイクのディグが自分たちには足りなかった」と課題が浮き彫りになった。冬へ向け、台上レシーブなどを受けて守備力を磨いた。