芸能
2024/11/14 19:25

【十島功】北海道パワーでタイトル未定をFNS歌謡祭まで〝推し〟上げる

 

 北海道の力で勝利をつかめるか―。北海道発のアイドルグループ「タイトル未定」は現在「TIF×FNS歌謡祭」のコラボ企画で、フジテレビ系列「FNS歌謡祭」の出演権を懸けて戦っている。タイトル未定は予選、準決勝のSHOWROOM審査を勝ち抜き、決勝の5組に残った。「FNS歌謡祭」に出演できるのは優勝した1組。決勝は20日に東京都内で行われる決勝リアルライブ審査の「会場見届け人投票」「SHOWROOM配信投票」と、現在実施している「アピール動画投票」の3つの項目で争う。それぞれの項目の順位でポイントが割り振られ、合計ポイントが最も高かったグループが優勝だ。

 12日正午から始まった「アピール動画投票」はTIFの公式YouTubeチャンネルのアピール動画の再生回数によって、順位が決まる。予選、準決勝とも1位で勝ち抜いたのは、テレビプロデューサーの佐久間宣行がプロデュースするアイドル「ラフ×ラフ」で、今回も最大のライバルとして立ちはだかるのは明白だった。案の定、スタート直後から激しいデッドヒートを繰り広げている。

 メンバーも「勝ちたいなぁ。みんな勝ちたいと思っている」(阿部)、「ライブで魅せたい。ラフ×ラフさんのファンの方の心も掴みたい」(冨樫)、「めっちゃ緊張して怖いんですけど、頑張りたいです」(谷)とそれぞれ決勝前に意気込みを語っていたが、ラフ×ラフの勢いは健在。時間が経過するたびに差は広がり、一時は4000回ほどの差を付けられた。

 しかし、ここから北海道の〝反撃〟が始まった。13日、タイトル未定がクラブパートナーを務める北海道コンサドーレ札幌がSNSで応援ポストをすると、他にも楽曲提供しているTRIPLANEの江畑兵衛や、北海道イエロースターズなども応援の投稿。さらにアーティストやスポーツチームのみならず、HBCや北海道電力、タカハシグループといった地元企業も後押しした。北から〝追い風〟は効果てきめん。見る見る間に差は縮まり、一気に首位の座へと躍り出た。あらゆるジャンルを巻き込んでの快進撃には驚くばかりだ。

 北海道を拠点とするローカルアイドルがどこまで上っていけるのか。熾烈な争いを制し「FNS歌謡祭」に出演することができれば、未来はさらに開かれるはず。2022年にはTIFのメインステージ争奪ライブで優勝し、一気に飛躍した。その再現を期待するためにも、まずはこの前哨戦を応援したい。頑張れ、タイトル未定!

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