ファイターズ
2024/11/14 21:10

道産子・小林珠維 投打二刀流でトライアウト受験 前日、一緒に過ごした日本ハム・水谷瞬との深い絆

合同トライアウトで好投を見せたソフトバンク・小林珠維=撮影・松本奈央 水谷と一緒にいる左の写真3枚は本人提供

投げて最速147キロ シート打撃で右前打

 前ソフトバンクで東海大札幌出身の小林珠維投手(23)が14日、ZOZOマリンで行われたトライアウトに異例の〝投打二刀流〟で参加した。投げては最速147キロをマークするなど、打者2人を連続三振。シート打撃でも右前打を放つなど3打数1安打1四球と存在感を示し、「(投打)どちらも持ち味は見せられたのでよかったです」と笑顔をのぞかせた。

ソフトバンクに内野手として入団

 帯広生まれの札幌育ち。「北海道がなまら好き」という道産子は、プロ入り後、異色の道を歩んできた。高校時代は150キロ右腕として注目され、2019年ドラフト4位でソフトバンクに内野手として入団。3年間は野手としてプレーした。育成契約となった23年から投打二刀流に挑戦し、今季は投手に専念していた。

 この日は、力強い真っすぐで打者をねじ伏せ、「いま日本のプロ野球界はストレートが速いピッチャーが多いので、そこに負けたくない。ストレートを磨いてきたので、それを出せてよかったと思います」。ピッチング後は、昨年の秋以来となる打席に立った。

昨秋以来の打席に立ち迷わず二進

 「(打席に)立っていない分、頭がクリーンのまま行けたのがよかったです」。第3打席は右前への当たりで、迷わず二塁に進み「ホークスで絶対に走塁を緩めるなと教わってきたので、貪欲に行きました」と汗を拭った。

焼き肉食べて掛けられた激励の言葉は

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