浜田泰希 来季の目標は支配下昇格 鎌ケ谷でトレーニングの日々
イースタン46試合出場 守備率.953
浜田泰希(18)が充実したオフを過ごしている。高卒5年目、大卒2年目までを対象とした千葉・鎌ケ谷での練習に参加。この日は、室内で心地良い汗を流した。
急成長した選手だ。京都国際高の出身。高校時代は外野手が主だったが、育成ドラフト1位で日本ハム入団後は遊撃手に抜てき。ルーキーイヤーの今季、イースタン・リーグ46試合に出場して失策8。守備率.953の成績を残した。
首脳陣が揃って高評価 稲葉2軍監督「負けず嫌い」
秋季キャンプでもさらに成長を遂げた。高校で主将を担ったほどのキャプテンシーを生かした。
稲葉2軍監督は「浜田、あいつだけルーキーで離脱しなかった。負けず嫌い。(ミスをすると)くそーってベンチで悔しがっている。キャプテン気質かな」と、あらためてシーズンを乗り切った新人を評価した。
さらなる飛躍に期待 岩舘コーチ「ここからが大事」
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岩舘学2軍内野守備走塁コーチ(43)も「1年間、けがなく乗り切ったのは一番の収穫かな。キャンプなどで1軍経験者から話を聞き、新しいものを取り入れたり、野球に対する姿勢は良かった。ショートは素人だからね。今、思えば、すごい成長だよ。ただ、ここからが大事」と期待した。
西武の源田や元阪神の鳥谷を研究
西武の源田、元阪神の鳥谷など守りのスペシャリストの動画を見て勉強。グラウンドで試し、レベルアップを図った。「春と比べると、スムーズに守れるようになった」と成長を実感している。
打撃は、シーズン打率.147とまだまだ。「でもキャンプではスピードも飛距離も上がった」と満足そう。体ができつつあるからだ。連日のウエートトレーニングに怠りなし。入団時74キロだった体重も84キロにアップした。体力が付くごとに攻守で技術の伸びを感じるようになり、189センチの大型遊撃手ができつつある。
後輩たちの快挙達成から刺激
この夏、後輩たちが甲子園で全国制覇を達成。自身は甲子園出場の経験がなかっただけに刺激になった。
負けてはいられない。来季の目標は、まずは支配下昇格。そして守備率100%を目指す。「このオフは体づくりに励みたい。もっと体を大きく、技術面も基礎からもう一度しっかり鍛え、春のキャンプからダッシュします」と誓った。