コンサドーレ
札幌FW白井陽斗 攻撃の切り札に名乗り ラスト2戦へ「最後まで諦めずにゴールに向かう」
■11月15日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
高まる存在感 逆転残留へのキーマンだ!
北海道コンサドーレ札幌はフィールドプレーヤーを3組に分けての9対9ミニゲームなどで調整した。
FW白井陽斗(25)は直近4戦連続で試合メンバー入りし、うち2試合で先発出場を果たすなど、チーム内での存在感を着実に高めつつある。逆転残留のためには得点の積み重ねが必要となるラスト2戦で、今夏加入のアタッカーが己の持てる力を発揮していく。また、10月5日のアウェーG大阪戦を最後に戦列を離れていたMF深井一希(29)が、この日から部分合流を果たした。
初めて体験する北の大地の冬
7月にJ3琉球から加入して約4カ月。先週は2日間にわたって宮の沢のピッチが雪で埋め尽くされた。白井にとって初めて迎える北海道の冬。日を追うごとに本格化しつつある。
「沖縄はまだノースリーブとかでいけるぐらいだと思う」と笑みを浮かべつつ、「(雪が積もったピッチは)見慣れない光景だったけど、覚悟はしていたので。寒さも今は大阪と変わらないので、全然まだ大丈夫」。徐々に体を寒さに慣らしながら、その身を、そして心をさらに赤黒カラーへと染めようとしている。
転機となった古巣との一戦 先制ゴールで満点回答
加入後は一時、ベンチ入りを果たせない時期もあったが、10月5日のアウェーG大阪戦でリーグ戦約1カ月ぶりのメンバー入りを果たした。古巣との一戦で先発に大抜てきされると、その試合で先制ゴールを決め、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)の起用に結果で応えてみせた。
以降、現在に至るまで4試合連続で18人のメンバーに名を連ねるなど、チーム内での序列を大きく押し上げた。