ファイターズ
山本拓実 進化促す〝七色のボール〟「体を飽きさせないように、いろいろな刺激を」
移籍2年目はキャリアハイの6勝&防御率1.82
日本ハムの山本拓実投手(24)が15日、エスコンフィールド北海道で自主トレーニングを行った。
移籍2年目の今季は防御率1.82の好成績を収め、キャリア最多の6勝をマーク。ブルペンを支えた右腕は、さらなる進化を目指してオフを過ごしている。
調整能力を高める3種類のボール
小さな工夫が大きな成果を生み出す。この日のキャッチボールでは通常の5オンス(約142グラム)のボールに加えて、7オンスと9オンスの計3種類のボールを用意した。
その意図を「今の時期はプライオボールと普通のボールの中間として、ちょっと重めを使っています。オフシーズンのキャッチボールは、いろいろなボールを使って調整能力を高めます」と説明した。
7つのボールを使い分けるオフシーズン
通常のボールを含め、3オンス(約85グラム)~11オンス(約312グラム)まで計7つの重量が異なるボールを使い分ける。オフシーズンの序盤は重たいボールを中心に使い、キャンプインへ向けて徐々にウエートを軽くする予定だ。
「1キロぐらいある重たいプライオボールは、下半身や体幹を使って体全体で投げないといけない。そこで効率的な体の動かし方を覚えてから(7種類の)軽いボールを使うと、理想的な位置から腕を速く振ることができるようになります」