ファイターズ
2024/11/15 20:40

山本拓実 進化促す〝七色のボール〟「体を飽きさせないように、いろいろな刺激を」

エスコンでの自主トレに汗を流す山本拓=撮影・宮西雄太郎

移籍2年目はキャリアハイの6勝&防御率1.82

 日本ハムの山本拓実投手(24)が15日、エスコンフィールド北海道で自主トレーニングを行った。

 移籍2年目の今季は防御率1.82の好成績を収め、キャリア最多の6勝をマーク。ブルペンを支えた右腕は、さらなる進化を目指してオフを過ごしている。

調整能力を高める3種類のボール

 小さな工夫が大きな成果を生み出す。この日のキャッチボールでは通常の5オンス(約142グラム)のボールに加えて、7オンスと9オンスの計3種類のボールを用意した。

 その意図を「今の時期はプライオボールと普通のボールの中間として、ちょっと重めを使っています。オフシーズンのキャッチボールは、いろいろなボールを使って調整能力を高めます」と説明した。

重さの異なる6種類のトレーニング用ボールを披露する山本拓

 

7つのボールを使い分けるオフシーズン

 通常のボールを含め、3オンス(約85グラム)~11オンス(約312グラム)まで計7つの重量が異なるボールを使い分ける。オフシーズンの序盤は重たいボールを中心に使い、キャンプインへ向けて徐々にウエートを軽くする予定だ。

 「1キロぐらいある重たいプライオボールは、下半身や体幹を使って体全体で投げないといけない。そこで効率的な体の動かし方を覚えてから(7種類の)軽いボールを使うと、理想的な位置から腕を速く振ることができるようになります」

コンディション維持が難しいシーズン中を想定

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