コンサドーレ
《こぼれ球》天才に与えたインパクト
今月3日に行われた北海道コンサドーレ札幌のOB会「CONSAOLDS」による「第3回赤黒ドリームマッチ」。過去2回は室蘭U-15、釧路U-15相手に勝利を収めていたCONSAOLDSだったが、札幌U-15と対戦した今回、1-3で初めて黒星を付けられる結果となった。
アカデミーの頂点に位置する札幌U-18への昇格が決まっている選手も多く在籍しているという前評判どおり、運動量、技術の双方に優れた選手たちが、プロの世界で戦ってきたOB選手と互角以上の戦いを繰り広げる光景を見せてくれたが、実際に戦ったOBはどのような感想を抱いたのだろうか。
その質問に答えてくれたのが〝天才〟小野伸二O.N.O(45)だ。「いいポテンシャルを持った子たちがたくさんいるなと思った。攻撃は結構長けているなと思った」と、3得点をマークした攻撃面については高い評価を口にしたが、「ただ守備に関しては簡単にやられちゃうんじゃないかなというものが見えたので、守備のところはもう少し鍛えないといけないのかなとも思った」と、守備の面ではやや辛口な評価も。だがその後「でも攻撃に関しては、非常にいいものを持っている選手がたくさんいたなと思う」と、再び言及した攻撃力の高さには、相当強いインパクトを抱いていたようだった。
この日のピッチに立った札幌U-15の選手たちが多数加入する札幌U-18は、今年3年ぶりにプリンスリーグ北海道を制覇。12月にはプレミアリーグプレーオフの戦いが待ち構えている。天才が認めた攻撃力を来年以降に全国の舞台で発揮するためにも、2015年以来10年ぶりとなるプレミアリーグ復帰を成し遂げてほしい。