ハングリーな挑戦者になれるか

　代表ウィークでしばしのインターバル。次節の相手である広島の調子が悪かっただけに、札幌としてはゲームを消化しておきたかったのでは？ このインターバルで自分たちの置かれている状況を改めて見つめ直してハングリーな挑戦者になれるかどうか。やれることは全てやってほしい。

元札幌Ａロペスが磐田にハット

　横浜Ｍの元札幌ＦＷアンデルソンロペスが１６日の磐田戦でハットトリック。得意の固め打ちである。残留争いのライバル・磐田をやっつけてくれたのはありがたいことだ。得点王に照準を合わせたようにリーグ終盤によく点を取るね。

　京都のＦＷエリアスも途中加入した助っ人外国人としては最高の働きをしていて羨ましい。札幌の途中加入の助っ人ＦＷ２人は最近メンバー外が続き、顔を見せていない。あと２試合しかないのだから、もう挽回することはできない。

試合に出ていない外国人ＦＷ

　ＦＷバカヨコはアフリカネーションズカップにシエラレオネ代表として招集されている。コートジボワール戦では決勝ゴールを決める活躍をしたが、札幌ではプレー機会を与えられていない。ＦＷサンチェスもそうだが、出場したとしてもゲーム終盤からの投入でプレー時間は限られる。大枚をはたいて獲得したのでフロントとしては無理しても使ってほしいところだが、指揮官の評価は…。

ミシャのサッカーは複雑で難しい　今季途中の補強は…

　個の力はあるが、それを発揮できない。チームにフィットしないのだ。ＭＦカンなどはほとんどプレーしていない。ＤＦパクミンギュ、大﨑、ＦＷ白井の３人は合格だが、今季途中の補強は失敗だったと言っていいだろう。ペトロヴィッチ監督のサッカーが複雑で難しいことから、途中加入ではフィットしにくい。

補強にはいろいろなルートを

　特にＦＷエメルソンみたいに一人で持って行って決めてくるというタイプでない限り、ＦＷは周りとの関係が重要になるので、簡単にはフィットしない。今季復帰したＦＷ鈴木だって、良くなったのは最近のことだ。外国人ＦＷの獲得は難しい。でもそれはフロントの仕事だから代理人に食い物にされないよう、いろいろなルートを確保しておくしかない。

荒野の男気

　ＭＦ荒野が来季のチームへの残留を表明したと報道があった。来季もキャプテンとしてコンサドーレでプレーするとのこと。今季は自分がキャプテンとなって不甲斐ない成績だったので責任を感じているのだ。でも来季のキャプテンはまだ決まっていないのでは？ Ｊ１、Ｊ２のカテゴリーに関係なくチームを引っ張りたいということ。荒野の男気が選手の流出に歯止めをかけるといいのだが。