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2024/11/19 19:40 NEW

今川優馬 打撃強化&球速150キロ到達へ「野球は物理。間違いないです」

自主トレーニングに汗を流す今川=撮影・宮西 雄太郎

狙うはレギュラー奪取 エスコンで自主トレ

 日本ハムの今川優馬外野手(27)が19日、エスコンフィールド北海道で自主トレを行った。

 このオフは得意の打撃に磨きをかける一方で、守備力アップにも注力する。目指すは球速150キロの大台到達。持ち前の強打に強肩を加えて、レギュラー争いを激化させる。

持ち味は長打力 理にかなった打撃で実現

 筋肉隆々の体に、ロジカルな思考を併せ持つ。今川は「野球は物理。間違いないです」と断言する。

 身長177センチメートル。プロ野球選手としては決して大きくない体でも、特大のアーチを描くことができる。並外れた飛距離を生み出せる要因は、力学に基づいた打撃論にある。

無我夢中でバットを振った高校時代

 高校時代には「とにかく練習して感覚を磨いて、フォームを固める感じだった。そもそも勉強しようと考えることもなかった」。ガムシャラに練習を重ねたが、レギュラー奪取はかなわなかった。

思い付いた感覚の言語化

 翌年。プロ入りを目指していた大学1年時に、ふとした疑問が頭の中に浮かび上がった。

 「指導者さんは『バットのヘッドの使い方はこうだよ』や『下半身をうまく使おう』と言うけど、それってなんぞや?って。僕は人から教わったことをすぐにできないし、モノマネするのも苦手。だから感覚を言語化しようと思ったんです」

SNSを有効活用 

 答えを探すために、活用したのはSNSだった。「Twitter(現X)に動画や画像を載せて、野球の理論を詳しく説いている人たちがいた。元プロではないけど、ダルビッシュさんとも意見交換をしていたんです」

 効率良い体の動きや、出力の高め方を論理的に説明する外界からの声は、最も求めていたものだった。

豊富な知識に裏付けされた確かな打撃論

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