高校野球
【プレーバック・写真入り】明治神宮野球大会高校の部1回戦 大垣日大高0-3東海大札幌高(11月20日、明治神宮野球場)
初回の3点を守り切って2回戦へ
10年ぶり5度目出場の東海大札幌高は、ダブルエースの背番号7・矢吹太寛投手(2年)が、秋季全道大会決勝以来となる登板で先発した。
一回、先攻の大垣日大高の攻撃を3人でかたづけると、その裏、東海大札幌高にいきなりチャンスが訪れた。
1死から2番・山口聖夏主将(2年)が左前にチーム初安打を放つと、3番・鈴木賢有捕手(2年)への死球などで一、三塁。ここで4番・太田勝馬一塁手(2年)が右前に強烈にはね返すと、これが右中間を抜ける2点三塁打。さらに2死三塁から6番・八鍬航太朗二塁手(2年)の投手後方への内野安打で1点を追加。主導権を握った。
3点のリードをもらった矢吹は、毎回のように走者を背負いながらも三塁を踏ませない粘り強い投球で4回4安打無失点に抑えた。五回からはエース・高橋英汰投手(2年)が、矢吹に負けじと4回無失点。九回は3番手で登板した砂田左漸投手(1年)が、3者凡退で締めくくった。
東海大札幌高は安打数では大垣日大高を下回りながらも、少ないチャンスを得点につなげ、10年ぶり3度目の2回戦進出。22日は初の4強進出を懸け、秋の中国王者で初出場の広島商業と対戦する。
■初陣1勝を挙げた東海大札幌高の遠藤愛義監督(40)
「(初陣は)あんまり意識せず戦いました。先制点をうまく取れて、ピッチャーがしっかりと投げて守り勝てて、今まで通りのいい展開だった」
■一回1死一、三塁から決勝の2点三塁打を放った4番・太田勝馬一塁手(2年)
「自分はけっこう引っ張りなので、その意識だとファウルになる。セカンドの頭、と考えていればレフトに残る。長い期間あいたけど、先輩たちの成績を超えられるように頑張りたい」
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