【春高バレー北海道予選】男女の道代表4校が出揃う
■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦 最終日(11月22日、北ガスアリーナ札幌46)
▽男子決勝 北海道科学大高2-0札幌大谷(25-19、25-16)
▽女子決勝 旭川志峯2-1札幌山の手(16-25、28-26、29-27)
男子は北海道科学大学が連覇 女子は旭川志峯が初優勝
最終日は男女の準決勝と決勝が行われ、北海道代表として来年1月5日から東京体育館で行われる春高バレーに出場する男女各2校が決定した。男子は優勝した北海道科学大高が2年連続7度目、準優勝の札幌大谷が初出場を決め、女子は優勝した旭川志峯が初出場、準優勝の札幌山の手が3年連続16度目の出場を決めた。
楽しくやって優勝した北海道科学大高
■2年連続5度目の優勝を果たした北海道科学大高を率いた辻克典監督(37)
「『連覇』という言葉を1回も使わないで練習をしてきた。目の前のことに集中する、やるべきことをやるということを日頃から伝えてきたので、子供たちは連覇、優勝を意識せず、最後はのびのびやってくれたと思う。全国大会が懸かっていた準決勝と、解き放たれている状態でやれている(決勝とで違う)というのが、心のスポーツだなと感じているので、(全国では)入りからプレッシャーなくのびのびできるように、オレンジコートで戦わせたいと思う」
■キャプテンとしてチームをけん引した北海道科学大高の本田隼都(3年)
「(優勝して)とにかくうれしいというのと、みんなの中で決勝を楽しくやろうという話になって、そうできたのが本当に楽しかったです。北海道大会はこれが最後なので、楽しくやろうってやった結果、自分の実力を出せた。本当に3年生みんなで頑張れました」
■元コンサドーレ札幌のビジュの息子で、エースとして優勝に貢献した北海道科学大高の佐藤ラニ海(3年)
「(優勝は)本当に良かった。ひと安心しました。準決勝は全国が懸かっているという見えない壁があって、序盤、硬かったところもあったと思うけど、決勝戦では楽しくやろうってみんなで最初から言っていたので、それを実現できた。(全国大会の)目標としてはまずは勝つというところ。1回でも多く勝てるように、またここから自分たちの弱みや、準決勝、決勝で出た欠点を補って、全国の舞台で輝けるように頑張りたい」
粘り強さと高さの札幌山の手
■3年連続の全国大会出場を決めた札幌山の手の渡辺徹監督(60)
「(準決勝は)何としてでも勝たなければいけないという思いだったし、子供たちからも最後まで『この試合に勝つ』という思いが出ていた試合だった。(全国は)ここからあと1カ月あるので、ミスを出さないように。レシーブの精度も上げていきたい」
■エースとしてチームを全国の舞台に導いた札幌山の手の高橋瞳衣(3年)
「(準決勝で勝利した札幌大谷には)今まで負けてきた分、全ての思いを、悔しい思いをぶつける試合にしようという気持ちで戦いました。(全国では)私たちは粘り強いバレーと、高さがあるチームだと思うので、高さを生かして、丁寧なプレーを基本としてやっていきたい」