夏季スポーツ
東京五輪女子ソフトボール金 山本が現役引退
4番として全6試合出場.333、2本塁打5打点
今夏の東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール女子日本代表の山本優(33、ビックカメラ高崎、当別高出)が今季限りで現役を引退することが9日までに分かった。すでに所属先や日本女子ソフトボールリーグ機構には引退の意向を伝えているという。
日本代表不動の4番がバットを置く。これまで日本リーグで数々のタイトルを手にし、2010年から日の丸を背負ってきた。勝負強さは群を抜き、18年の世界選手権では打率.433、6本塁打、17打点をマークし、チームを準優勝に導いた。
そして今夏の東京五輪でも主に「4番・三塁」の定位置で全6試合に出場。打率.333、2本塁打、5打点を記録し、日本の2大会連続金メダル奪取に貢献した。
一方で11年に右肩を手術し、一度はチームを退団。近年は右膝痛などにも悩まされてきた。苦難を乗り越え、輝かしい実績を積み重ねてきたスラッガーがユニホームを脱ぐ決意を固めた。
■プロフィール
山本 優 (やまもと・ゆう) 1988年8月20日、札幌市生まれ。小学2年から中学までは野球。当別高入学を機にソフトボールへ転向。2、3年時に国体出場。卒業後にルネサス高崎(現ビックカメラ高崎)入り。日本リーグでは2007年に新人賞を獲得。これまで首位打者と本塁打王、打点王のタイトルを1度ずつ獲得。ベストナインには計6度選出された。10年から日本代表。右投右打。163センチ。