ファイターズ
2024/11/25 17:15 NEW

《ハム番24時》11月25日

 

 11月初旬、指名あいさつを受けたドラフト3位・浅利(明大)の取材をしていると、日本ハムで親交のある選手として、細川の名前を挙げていた。しばらくして、鎌ケ谷で自主トレ中の細川に話を聞く機会があった。

 中学時代に所属していたボーイズのチームメートが浅利と同じ興國高に進学。また、ボーイズ日本代表で一緒だったメンバーが複数、明大に進んだ。同級生ネットワークが機能していて「めちゃくちゃ接点を持っているわけではなかったですけど、高校時代から知っていましたよ。友人から聞いて、いいピッチャーだというのは知っていました」と教えてくれた。

 今年8月31日、日本ハム2軍が東京6大学選抜と対戦。細川は救援した浅利と初めて対戦した。結果は、フォークをはじき返して中前打だったが「回転数が多く、力のあるきれいな真っすぐを投げるイメージ。あの日対戦した中では一番球がいいと感じましたし、すごいピッチャーだと思いました」と忖度(そんたく)なしに明かした。

 その2カ月後のドラフト会議。日本ハム3位で浅利の名前が呼ばれた。縁があった。「中学の同級生にすぐ連絡先をつないでもらって、ちょっとしゃべりました。前から知っていたのでよろしくねと。(浅利は)『わからんことがあったら聞くわ』という感じでした」。

 同い年の仲間が増えることは、大歓迎だ。「同級生の存在というのは心のよりどころになったりすると思う。この世代でファイターズを盛り上げていけるようにしたい」。結束が強まりそうな高卒5年目、大卒1年目の突き上げを、ひそかに楽しみにしている。

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