Bリーグ
レバンガ寺園が元同僚追悼試合で勝利届ける
三遠時代のチームメート・イェロヴァツ氏が急逝
B1東地区のレバンガ北海道は、11日から札幌・北海きたえーるで西地区・大阪との2連戦を迎える。現在、7勝9敗で8位。今季5戦全勝中の本拠地でさらに連勝を伸ばし、勝率5割到達を目指している。PG寺園脩斗(27)は、三遠時代のチームメートで、5日に32歳の若さで急逝したセルビア人の故・ステヴァン・イェロヴァツ氏の追悼試合で勝利を誓った。
強いキャプテンシー学んだ「信じられない」
寺園が亡き元チームメートに勝利をささげる。次節はBリーグ全試合で黙とうが行われる予定。寺園は脳卒中で他界した盟友の訃報に「聞いたときは信じられないという感じだった。しっかりと自分たちのプレーをすることがイエルカ(愛称)のためにもなると思う」。試合では全力を振り絞って勝利を追い求める。
三遠で初めて主将を経験した寺園。「チームが暗い雰囲気のときとか、すごい声を出してくれて熱い選手だった。セルビアに行く約束もしていた。すごい残念」。強いキャプテンシーを学び、今では自らもチームの雰囲気を見て声かけをする意識を持ったという。
大阪に2連勝すれば、チーム勝率は今季初めて5割に到達。「選手同士で互いにコミュニケーションがとれて、すごい上り調子になっている」。今は目前の試合に集中し、連勝継続をけん引する。(西川薫)