【一問一答】矢沢宏太 外野手優先も二刀流は続行 開幕スタメンつかみ取る
日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(24)が26日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、250万円アップの年俸1750万円(金額は推定)でサインした。球団との話し合いで、来季、外野手のレギュラー獲りを目指しつつ、二刀流を継続する方針を確認。開幕スタメンと100安打を目標に掲げた。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月26日時点】
―契約更改を終えて
「少し上がりました。来シーズンももっと頑張ろうと思いました。1年間、頑張ったと言ってもらえたので」
―今季を振り返って
「今年はけがなく、1年間できたので。その中で得るものがたくさんありました。けががなかったことが一番大きいかなと思います」
―前半は投手、後半は野手として出場した
「去年のオフに(右手)有鉤(ゆうこう)骨の手術をして、前半は右手の握力がなくて、バッティングの状態があまり良くない中、ピッチャーだけで(1軍に)上げてもらったので、それはすごいありがたい期間だったなと思います。ピッチャーに専念している間に握力も戻って、後半からバッティングの方にも時間を割けたので、すごくいい時間の使い方ができたかなと思います」
―CSも経験した
「貴重な経験をさせていただきました。エスコンフィールドでやった試合は歓声もすごかったです。出場はなかったので、ああいう中で試合に出たいと思いましたし、ああいうところで来年、プレーできるように取り組んでいきたいです」
―秋季キャンプは野手の練習に取り組んでいたが、今後は
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「まず、キャンプイン、開幕に向けて外野手として勝負していくことが第一優先になってくると思います」
―自主トレの予定は
「鎌ケ谷でトレーニングします」
―特に野手の練習か
「バッティングに時間を割いていきたいと思っていますし、守備も秋季キャンプでつくってきたものを継続してやっていきたい。春季キャンプに入れば、外野手としての時間を過ごすことが多くなると思うので、それまでにピッチングの方もある程度、1月までに、ブルペンに入らなくてもいい状態ぐらいに仕上げていきたい」
―野手優先で取り組む理由は
「コーチからも2月1日からまず、外野手として勝負していこうという話をしてもらっています。まず開幕のスタメンに僕がいるように取り組んでいきたいと思っています」
―来季の目標は
「最初の目標としては、外野手として開幕スタメンで出ること。成績としては、100安打。たくさん試合に出られたら。ファイターズの外野手はレベルが高いですし、打たないと出られないと思うので、そこを目標にやっていきたいです」
―投手としては
「外野手としてプレーしながらピッチャーというのは難しい部分があると思うんですけど、与えられたところでしっかり投げたいなと思いますし、勝ちゲームで、より多く投げられるようにやっていきたい」
―来季への意気込みは
「今季、CSファーストステージのエスコンフィールドの歓声はすごく思い出に残っていますし、来年、チームとしてそこで日本一になれるようにやっていきたいと思います」
―投打のどちらかに絞るという話はあったか
「絞るという話はなく、どちらもというか、僕の力を最大限に発揮できるようにやっていく、という感じです」
―当面は野手で頑張ろうと
「野手メインで、というとこですね。僕自身、毎日試合に出たいというふうに思っているので、野手で出ながら投手も、というのがベストかなと思っています」
―今後も二刀流でやっていく
「そうですね。どちらかに絞るというか、今までやってきたものもありますし、栗山さんからも辞めるのは簡単だから、という話はしてもらっていますし、その中でどうやるか、というのが大切だと思うので」
―栗山さんとはいつごろ、話をしたか
「いろんなところに栗山さんが来てくださっているので、あいさつした時に『どうだ、楽しいか』という感じで話をしてもらっています」
―100安打の目標に向け、打撃で向上したいところは
「スイングの軌道、体重移動。少しかかと寄りに入ってしまうというのが僕の癖なので。体重移動はセンターにしっかり入っていって、センターに打ち返せるように。そこをしっかり、オフシーズンに固めていきたいなと思っています」
―自主トレは鎌ケ谷で。誰かの助言を求めるよりも自分自身で
「バッティングもありますし、ピッチングもあるので。鎌ケ谷でも動作解析であったり、そういうバイオメカニクスの環境も整っているので。鎌ケ谷はすごく充実してるかなとは思います」
―外野でより多く試合に出続けた上で、リリーフ登板にも備える
「そうですね。それが僕の中で今はベストかなと思っています」
―シーズン中に投手の練習どうするか、という話はしたのか
「きょう、ここだけで全て話すわけではないと。常にいろんなコミュニケーションを取って。どういう形がベストか、この契約更改の場だけではなく、シーズンを通してやっていこうとなりました」