【一問一答】根本悠楓 ぶち当たった4年目の試練 悔しさを糧に再出発
日本ハムの根本悠楓投手(21)が26日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、100万円ダウンの年俸1500万円(金額は推定)でサインした。今季は2試合の登板にとどまり、防御率14.54と精彩を欠いた。がむしゃらだった1年目のオフを思い出し、来季に向けてリスタートする。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月26日時点】
―サインはしたか
「はい、しました。ダウンです」
―球団から伝えられたことは
「2年目から出て期待している、期待値は高かったと。まだ4年目なので、焦らずやってくれと言われました」
―球団の話を受けてどのような感想を
「自分では結構、焦っているところが、今年1年あったので。しっかりまた見直して、来年、頑張っていきたいと思っています」
―今季を振り返って
「悔しいシーズンでしたね。かなり。でもその分、得たものもあったので、そういう意味では全部が全部、悪いシーズンではなかったかなと思います」
―チームはCS(クライマックス・シリーズ)進出。悔しさや、もどかしさも感じたか
「ありましたね。来年はあそこで投げたいなと思っていました」
―得たものとは
「自分の投球スタイルはスライダー、真っすぐが軸なんですけど、そこにフォーク、チェンジアップの割合を増やすというのはずっとファームで練習していて。最初は結構、難しかったんですけど、だんだん慣れてきたので。そのへんは来年につながるかなと思っています」
―オフもその課題に取り組むのか
「そこはある程度できてきたので。オフは体力強化に重点を置きたいと思っています」
―投球フォームは
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「フォームもフェニックス(リーグ)でだいぶ固まったので。ようやくいいものが見つかったので変えずに。ここ2年、変えて失敗しているので、何も変えずにいきたいと思います」
―フォームについて詳しく
「フェニックスで、最初のセットポジションの時に骨盤が後傾しがちだったのを前傾にして、それで良くなった。最初の立ち姿勢は意識してやっていきたいです」
―今後につながりそうか
「そうですね。今までもこれいいなって思っても、1カ月たったらすぐ悪くなったりするので。ただ、10月から今まで崩れていないので、いいかなと思います」
―自主トレの予定は
「12月は、今年はエスコンでやろうと思っていますね。まだ分からないですけど」
―野球以外で、オフはどう過ごすか
「親戚と温泉に行く予定くらいしかないです。北海道内です。ちょっとリフレッシュしようかなと思います」
―来季の目標は
「2桁勝ちたいですけど、その目標はありつつ、一日一日を全力でやって結果的にそうなればいいかなと思うので、来年は1年目、2年目の時を思い出して。1年目とか特にずっと必死で一日、全力でやっていたので、全力でやるというのをテーマにして1年間やっていきたいかなと思います」
―来季への意気込みを
「今年は全然、結果も何も残せなかったので、来年は今年の分までしっかり結果も出して、チームに貢献できたらいいかなとは思っています」
―12月中、エスコンで自主トレをする狙いは
「施設も鎌ケ谷よりいいので、そういうことです」
―フォークとチェンジアップを加えたい。それは誰かのアドバイスか
「フォークは去年から投げ始めて、チームとしてもフォーク、落ち球は有効だよ、というのがあったので、そこで試して」
―徐々にファームで登板しながら固めていったのか
「最初は本当に難しくて。スライダーと真っすぐで打ち取っていたので全然、分からなかった。でもフェニックスくらいでコツをつかみました」
―エスコンで重点的に取り組むことは
「ウエートと体力強化。そこだけですね。フォームとかはもう大丈夫なので、いじらず。全体的に体力をレベルアップしたいと思っています」