福島蓮 イースタン優秀選手賞 先発ローテ定着へ〝火球男〟の加入に「めっちゃえぐい」
成人式用のスーツでNPBアワードに出席
日本ハムの福島蓮投手(21)が26日、都内で行われた「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」に出席。2軍選手などを表彰する第一部で、イースタン・リーグ優秀選手賞を受賞した。
成人式用に作ったオーダーメードのスーツに身を包み、福島が初々しさを見せた。壇上では、司会者からプロ初勝利を挙げた6月2日のDeNA戦について聞かれ「なに話したらいいのか分からなかった。緊張したって言っちゃいました。緊張してないのに」と苦笑いだった。
飛躍を遂げたプロ3年目
プロ3年目の今季は、3月に育成から支配下登録をつかんだ。4月に1軍デビューを果たし、2勝をマーク。先発ローテーション定着へ、来季は争いが熾烈(しれつ)を極めそうだ。
激しさを増す来季の先発ローテーション争い
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最多勝と最高勝率のタイトルに輝いたエースの伊藤に、2桁勝利を挙げた加藤貴と山崎。CS(クライマックス・シリーズ)で先発を任された金村、北山に、最速157キロを誇る台湾・統一の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)も加入する。
「火球男」の異名を持つ右腕のピッチング映像は前々からチェック。「やばいっす。めっちゃえぐいですよ。真っすぐ、えげつないです」と大きな刺激を受けている。
今オフこそ大台突破へ!
オフの練習拠点は「圧倒的に(2軍施設の)鎌ケ谷です」とキッパリ。「体重、増やします。食べてウエート(トレーニング)します。今は78キロ。80キロに乗せて、キャンプを迎えたい。毎年、80に乗せたいって言っている気がしますけど(笑)。毎年、何か体調不良があって痩せていた。今年は耐えています」と順調だとか。
人生初の80キロ突破へ。チーム内で将来のエース候補と期待される背番号94は、静かに闘志を燃やしている。