【一問一答】ドラ1細野晴希 現状維持で更改 意識高くオフも節制 目指すは15勝
日本ハムの細野晴希投手(22)が27日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、現状維持の年俸1300万円(金額は推定)でサインした。今季は左肩の負傷もあり、2試合の登板にとどまったが、潜在能力の高さは折り紙付き。2023年ドラフト1位左腕は、来季目標を15勝に設定し、躍進を誓った。一問一答は以下の通り。
―サインは
「はい。しました。維持です」
―球団の提示をどう受け止めたか
「一般の方からしたら、すごい額だと思うので、2試合しか投げていないのにこんなにもらっていいのかな、という思いでした」
―球団から、どんな話しがあったか
「けがのことですかね、主に。大丈夫なのか、という話と、来年はどうだ、という話がありました」
―今季を振り返って
「けがをしてしまったことは、マイナスかなと思うんですけど、2試合だけとはいえ、1軍で投げられたことは自分にとってプラスになったと思います」
―手応え、課題は
「2試合に投げて、どっちも(相手打者にとっては)初見だったので、次からどうなるか分からないですけど、意外とどの球種も通用したなということが手応えです。来年の課題としては、アベレージをもっと上げていきたい。アベレージが上がれば、フォアボールの数もおそらく減ると思うので、まずは出力を上げるということを課題にしています」
―オフはどう過ごすか
「大学の陸上の先生と一緒にやる予定なので、そこでいったん話していろいろ整理してから。新しいランニングを教えてくれると言っていたので。ちょっとおびえているんですけど、それが始まってからという感じですかね」
―走ることから体の動きを見直すのか
「すごい走り込むわけではないんですけど、陸上の選手と一緒に練習すると、走り方も体幹の強さも全然、違うので、そういうところを見直していければいいなと思っています」
―来季の目標は
「15勝を目標にやろうと思っています」
―陸上のトレーニングに取り組むことになった経緯は
「(陸上の指導者が)ゼミの先生で。最初、僕の同期の細い選手がリーグ戦で投げたいと言っていて『じゃあ、おまえ、その体じゃ無理だから一緒にトレーニングをやってやる』と言われて。僕も気になったので一緒に行ってみたら、すごい面白そうなことをやっていたので、それからずっと行っています」
―継続してやっているのか
「プロに入ってからは、なかなか行けていないんですけど、大学時代は1カ月に何回かやってもらっていました」
―面白そうと。変わったメニューがあるのか
「変わっているんですかね。今、思えば、すごく必要なトレーニングだなというのは分かるんですけど、当時はそういう知識が全くなかったので。ただやっていたら、体がちゃんと動くようになるみたいな感じで。今までやったことがないトレーニングだったので行っていました」
―陸上の選手がやるトレーニングを一緒にやるのか
「体幹メニューはたぶん、陸上選手もやっている部分があると思うんですけど、基本は野球に近づけて」
―具体的にどういう動きをするのか
「オーソドックスな動きだと思うんですけど、その中でもいろいろ種類があって。パピーポジションといって、赤ちゃんが取る姿勢の動きがあるんですけど、それも教えてもらって。その時は何がなんだか分からなかったんですけど、今、思ったら、胸椎の屈曲・伸展という回旋にすごく大事な動きだったなという。そんなようなことをやっていました」
―陸上トレ以外は鎌ケ谷で練習か