【一問一答】進藤勇也 現状維持で更改 自主トレのテーマは柔軟性向上
日本ハムの進藤勇也捕手(22)が27日、エスコンフィールド北海道で契約更改を行い、現状維持の年俸1100万円でサインした(金額は推定)。ルーキーイヤーの今年は6月18日に1軍昇格し、同日の阪神戦(甲子園)では1軍デビューを果たした。しかし2試合の出場にとどまり、3打数無安打と結果を残すことができず、同月下旬には2軍に降格となった。1軍定着を来季の目標に掲げた進藤の一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月27日時点】
―サインは
「しました。現状維持です」
―球団とはどのような話を
「まず1年を振り返ってどうだった?というところと、あと来季に向けてのことで言われました」
―その中で響いた言葉は
「やっぱり今季は自分も結果を出せなかったですし、1軍での出場も少なかった。しっかり来季に向けて課題を克服して、来季には1軍で主戦となっていることを期待をしているっていう言葉をいただきました」
―逆に球団へ伝えたことなどはあるか
「まず今季はプロとして、難しいところもたくさんありました。課題であったりとか、自分が感じたところを球団の方にはお話をしました」
―あらためてルーキーイヤーを振り返って
「まずはけがなく1年をゴールできたところは良かったと思いますし、やっぱり毎日ゲームというところで、調整の仕方でもいろいろ難しいところもあって、体調の管理であったりとか。あとは技術面。ゲームが終わって、自分の感覚をあしたに向けて整えるってところの難しさも感じることもできた。そういったところは来季に向けていい経験になったのかなと思います」
―プロ1年目で感じられた手応えは
「特に手応えというところはあまり感じることはなかったですけど、1軍の舞台も経験できて、緊張感もある中で野球がしたい、というところを強く思えることができた。プロの世界に入って、もっと野球がうまくなりたいと、本当に向上心が芽生えて、いい1年だったなと思います」
―このオフは
「まずはフィジカルの面をもう一度、見直したいというところがある。フィジカル強化に加えて、あとは体の柔軟性っていうところをテーマにおいて、そこが守備でもバッティングでも必ずつながってくるところだと思う。自分の体の動きを理解して、自分の思った通りに動かせるように。この冬はそういうテーマを持ってトレーニングしたいなと思ってます」
―自主トレのスケジュールなどは
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「特に細かいところは決まってないんですけど、いろいろなトレーニングには毎日、行いたいなと思ってますし、自主トレに関してはしっかり鎌ケ谷でやりたいなと思ってます」
―来季の目標
「来季はしっかり1軍で結果を残して、1軍の主戦として活躍できるように。また、チームを引っ張っていけるように。具体的な数字は今季があれだったので難しいですけど、1軍に定着して試合に出続けられるようにやっていきたいと思います」
―来季への意気込みを
「来季はチームの勝利に貢献できるように、まずは結果をしっかり残してやっていきたいなと思います」
―攻守において、どちらで課題を強く感じたか
「どっちもですけど、一番は短い練習の中で自分の状態を整えるじゃないですけど、しっかり感覚を養っていくっていうところが難しかった。今までは練習でしっかりやりこんで、不安要素をなくしてゲームに入ることが多かったんですけど、やっぱりプロに入って毎日、試合で、そこまで練習に時間を割くことができない中で、不安要素をなくしてゲームに入るというところが難しかった。来季は短い時間の中でもしっかり自分の動きであったりとか、そういったところを理解しておけば、短い時間でも感覚をすぐ取り戻せる。しっかり調整できると思うので、そこをやっていきたいなと思ってます」
―自分の体を知るに当たって、参考にする選手などはいるのか
「いえ、特にはないんですけど、ずっと柔軟性の面ではいろんな方から指摘されてきた。大学の監督さんだったりとか、今まで野球をやってきた中で、やっぱり自分が課題としているところがそこだった。もう一度そこを見直す」
―捕手として柔軟性を向上させたい箇所などは
「キャッチャーだからというのはそこまでないんですけど、バッティングにおいては胸郭の柔軟性であったりとか、あとは股関節周り。もちろんスローイングといった面では肩周りの柔軟性は大事になってくると思うので、本当にこのポイントっていうよりかはしっかり全体的にやっていきたいなと。ストレッチっていう柔らかさではなくて、動きの中での柔軟性。止まった動作での柔らかさというよりは、しっかり動的柔軟性をテーマにしてやっていきたいなと思います」
―初動負荷トレーニングなど
「そうですね。今はそこも考えてますし、あとはウエート器具を使った中でしっかり出力を発揮する。いわゆるベンチプレスとかスクワットとか、そういうパワーウエートに加えて、あとは軽い重さでの瞬発系のトレーニングだったりとか、そういったところを加えていこうかなと思います」