【一問一答】今川優馬 ニューボディーに手応え レギュラー獲りへ「化ける」
日本ハムの今川優馬外野手(27)が27日、エスコンフィールド北海道で契約更改を行い、250万円ダウンの年俸1550万円でサインした(金額は推定)。5月6日に1軍昇格を果たしたが、2週間で2軍に降格。キャリアワーストとなる6試合の出場にとどまり、打率.211で本塁打と打点はゼロという結果に終わった。激しい外野のポジション争いを勝ち抜く覚悟を示した一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月27日時点】
―サインは
「させていただきました。ダウンです」
―提示された数字をどう受け止めた
「今年1年間、ほぼと言っていいほど、ファイターズに貢献できなかったので納得の金額です」
―球団からは
「今年、1軍に上がれる機会は少なかったですけど、来シーズンは戦力として期待しているっていうことを伝えていただいたので、その言葉はすごくうれしかったです」
―球団に伝えたことは
「もう本当にファイターズのために頑張りますと。それだけです」
―今季を振り返って
「悔しさだったり、結果を出せなかったので。1軍で試合に出てナンボの世界ですし、その舞台に立てなかったこと、本当に1年間を振り返って自分の実力不足を感じました。来シーズン、もうやるしかないなって本当に思ってます」
―チームの快進撃をどう見ていた
「テレビで見ていて、自分があの輪に加われないことはすごく悔しいことですし、逆に自分があの場にいたらなって思うと…。本当、悔しい、その一言に尽きると思います」
―このオフのテーマ
「化けるっていうのをテーマに掲げているんですけど、(春季キャンプまで)残り3カ月近くがあって、本当、大きく印象を変えないと。バッティングもそうですし、守備も走塁も全て含めてレベルアップして『今川、今年はいけるな』『試合で使ってみたいな』と思ってもらえないと、来年もまた同じ1年を過ごすと思うので、もう全部レベルアップして頑張ります」
―自主トレは
「とりあえず、今は(秋季)キャンプが終わってからずっと休みなくやっているんで、僕自身、シーズン中、あまり試合にも出られなかったので、休みはいらないかなと。ずっと毎日、トレーニングなり、練習なりしているんですけど、1月は毎年お世話になっている社会人のチームで、所属していたチームでやるのと、あとは今年は新しいことにまた取り組みたいなと思っているので、そこは詳細が決まり次第、また皆さんにお伝えできればなと思ってます」
―外野の争いは激しい
「レギュラーの椅子っていうのはもう決まってまして、そこをみんなで必死になって奪い取る。今年は水谷が出てきて、本当に水谷より打たないといけないですし、守らなきゃいけないですし、そこは意識しながらというか、結局は自分との戦いになると思う。そこは意識しつつ、自分のやるべきことをしっかりやって、あとは試合に出る出ないは、監督だったり首脳陣の皆さんが決めることなので、とにかく自分にできることをコツコツとやるだけかなと思ってます」
―来季の目標
「まずは1年間を通して1軍にいて、ファイターズの勝利に貢献すること。それが規定打席だったり、レギュラーとして1年間、過ごしたいと思っているので、そこを目標に。あとは長打力が自分の売りなので、打ってチームに貢献できるように頑張りたいです」
―来季への意気込み
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「今シーズン、ファイターズが2位で終わって、日本一っていうところももう少し(までいった)。例年とは違ったシーズンを(送った)。入団してから見てきて、優勝があともう少しのところまで見えてきたので、来シーズンは北海道が日本一になるところ、僕もその輪にいられるように大きく化けて、レギュラーをつかみ取りたいなと思います」
―どこの部分で一番、化けたい
「まずは体じゃないですかね。一番、早いのは」
―体を大きくする
「大きく、速く、強く」
―すでに取り組んでいるところ
「シーズン中からずっと、ファームでも試合に出られる機会が少なかったので、自分の中では鎌ケ谷キャンプと掲げていて、その1年間を通して、ずっとトレーニングは積んできた。そこを継続しながら、その後はスプリントトレーニングを増やしたりとか、ウエートのトレーニング量を増やしたりとかをやっていました」
―化けるという言葉はいつぐらいから頭にあったのか
「秋季キャンプぐらいからですかね」
―自分の目指す方向性と合う言葉
「さっきも言いましたけど、評価をするのは他人であって、僕自身ではないので。僕自身が変わったなと思っても、周りの皆さんに『今川、別に変わらなかったな』って思われたら、もうそこで終了だと思う。来年は『今川、変わったな』と思ってもらえるように全ての面でレベルアップしたいです」
―イメージをガラッと変えることは勇気がいること
「イメージを変えるっていうか、今までの今川優馬にプラスアルファで成長、強くなりたいなと思っているので。やるしかないので頑張ります」
―足が速くなっているか
「体重が増えても、スプリントのタイムが落ちなかったですし、少し速くなっている。トレーニングと増量のバランスをうまくやりながらできたのが、一つ成果かなと。体重を増やしすぎると、どうしてもキレがなくなったりとか、スピードが落ちてしまう人も多いんですけど、そこのバランスを、デカくても動けるように」
―体重はどのぐらい変化した
「シーズン中は86~7キロぐらいだったんですけど、今は91~2キロぐらいあるので、だいぶサイズは。胸囲が特に1年間で10センチぐらい上がったんで、スーツがパツパツっすね」
―打ってても違いを感じる
「今までMAXでフルスイングしていたのが、少し再現性を高めた7割8割ぐらい(のスイング)でも同じぐらいの打球速度とかが出るようになったので、そこは感じます」
―まだ増やしたい
「もうちょっと上げて、そこから絞りたいっていうか、もっともっとスピードを意識しながらやっていければ、もっともっと体は変わっていくかなと思います」
―キャンプイン時点でどのぐらいにしたい
「今、92キロぐらいで、93~4キロぐらいまでは上げたいなと思っているんですけど、そこからまた90キロぐらいでキャンプに入れれば、もっと走れる今川になれるかな。自分のプランですけど、そんな感じです」
―水谷の名前を挙げていたが、彼を超えていく
「水谷もそうですし、万波もそうですし、そこは自分の努力というか、そこで埋めていくしかないんで、ぶち破りたいなと思います」
―考えていることがあると。はっきりするのはいつ頃
「そろそろですかね。決まり次第」
―どこかに行く
「そうですね」
―海外も視野に
「そうですね。確定はしてないんで」