水谷瞬&田宮裕涼 2年目のジンクス打破へ『幸福駅』で決意の打鐘 応援大使で帯広市訪問
オフならではの体験でリフレッシュ
日本ハムの水谷瞬外野手(23)と田宮裕涼捕手(24)が27日、北海道応援大使プロジェクトの一環で帯広市を訪問した。
観光スポットの幸福駅と、世界で唯一、ばんえい競馬が行われる帯広競馬場を巡り、市内の魅力を満喫。体重1トンに迫る馬の背に乗り、恐る恐るニンジンを与えるなど、非日常を楽しん
トークショーでは絶妙なコンビネーションを披露
その後はトークショーを行い、地元ファンと交流。同学年コンビはシーズン中の秘話を披露するなど、軽妙な掛け合いで会場を盛り上げた。
全国区の観光名所で感慨深げ
大ブレークを遂げた2人が来季、さらなる幸せをつかむ。名前の縁起の良さから1970年代に大ブームとなった幸福駅。幸せが舞い込むと、うわさされる鐘を打ち鳴らし、水谷は「(帯広は)5年ぶり。ちょっと懐かしい気持ちで、あの頃(ソフトバンク時代)の自分を重ねてしまう部分もありました」と感慨に浸った。
一方の田宮は「去年、2軍戦で来て以来。あまり観光に行ったことがないので、まずは観光スポットを見られて良かった」とキュートな笑みを浮かべた。
高校時代から続ける運を呼び込むルーティン
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どれだけ実力を磨いても、野球は最後に運の要素が絡んでくる。細部に宿る勝利の女神を振り向かせるための取り組みを、水谷は笑顔で明かす。
「高校時代から10年ぐらい、落ちてるゴミを拾ったり、ゴミ箱からあふれたものを拾ったりする習慣を続けています。袋を持ち歩いているわけではないので、街中のゴミまでは集めないけど(笑)。そういう行動が福を呼び寄せることにつながればいいなって、勝手に思ってます」
当たり前の日常に存在する幸福
験担ぎをしないタイプの田宮は、普段と変わらぬ日常に幸せを見いだせるという。「僕は1年間、しっかり1軍で活躍できたことが幸せ。ご飯がおいしいとか、みんなで遊びに行って楽しいなって普通に過ごすことが、運につながるのかな?」と白い歯をのぞかせた。
来季へ気合 個人成績よりもチームの勝利
若手選手が飛躍を遂げた翌年は、一転して不振に陥ったり、大きく成績を落とすケースも多い。『2年目のジンクス』を打ち破るため、両者は強い決意を胸に秘める。
田宮は「みんなで優勝したい。それだけです。個人成績が良いに越したことはないけど、優勝に貢献できればいい」と決意を表明。
自主トレ期間を決して無駄にはしない
水谷も「準備期間は12月、1月とまだ約60日もある。2カ月でも精神面、技術面で小さい成長はできる。2年目のジンクスと呼ばれる年だけど、俺は(プロ)7年目だぞっていう気持ちで臨みたい」と意気込んだ。
リーグ制覇&日本一を左右するキーマン
日々の小さな積み重ねは、きっと大きな成果につながる。ラッキーボーイとなり得る男たちが来季も、チームの躍進を力強く支える。