【一問一答】万波中正 GG賞表彰式に出席 〝金ピカ〟辰己に「マジで光ってましたね」
日本ハムの万波中正外野手(24)が28日に都内のホテルで行われた「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。外野手部門で2年連続2度目の受賞となった。壇上では金ピカ衣装で登場した楽天の辰己涼介外野手(27)にくぎ付けとなった。表彰式後の一問一答は以下の通り。
―2年連続の受賞となった
「慣れているかは分からないですけど、去年よりかは緊張しなかったと思います」
―壇上で隣の隣にいた選手が気になった
「はい。気になっているとかいうレベルではないです。普通に、さすがだなって。控室の時から、すげえなって思って。最初はもっと金が薄かったんすけど、そしたら化粧直しで厚塗りになって、マジで光ってましたね」
―思わず吹き出していた
「あれ、笑わないとかできます? 逆に失礼。すごいっすね。僕にあの胆力はないっすね」
―昨年は白いスーツで登場した
「去年は、言ってもな、くらいの範囲だったんで。今年、アワード(での辰己のパフォーマンス)も僕は映像で見ましたけど、いったいどんなことをしてくれるんだろうって、きょう会場に着きましたけど。期待以上じゃないすか(笑)」
―わずかの差でベストナインは落選し、NPBアワードには出席できなかった
「そうっすね。3票。今年はすげえ、しょうがないなって思ってます。自分的に納得いく成績じゃないですし。勝利に貢献するような指標とか見ても、3人が僕より上だったかなと思って、すっきりしてます。もちろん、取れなかったのは悔しかったですけど。まあ、3票差でも1票差でも100票差でも、取れるのは3人だけなんで、そこは普通に飲み込んでという感じですかね」
―来季、個人として目指したいところは
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「いろんな数字がありますけど、全試合(出場)が一番ですね。143試合、今年は当たり前に全部、出るつもりでオフシーズンから準備してましたけど、全部行くってことができなかったので、そこが一番、悔しさを感じてるので。全試合が一番、大きな目標というか。自分がシーズンを振り返った時に一番、充実感を感じられるのはその数字かなと思うので。とにかく一番、多く試合に出る。一番、多く打席に立つ。そういうことを目標に1年間、頑張りたいですね」
―そのために体を鍛える
「体は別に1年間、元気は元気だったんすけど、今年は調子の波があった。それが原因だと思いますし、そういうのを改善するために、スポーツって絶対、自分の体でプレーするものなんで、動きのコンディションをなるべく一定に保たないといけない。なるべく安定させないと、とは思っている。日常的に食生活も(気を付け)、トレーニングも積んでいるので、この短い期間に何キロ増やそうとか、体脂肪を大きく下げようとか、そういうことは全くないですし、無理して変える必要がないくらいは日ごろから積み重ねている自負はあるので。数字にも表れてますし。いろんな動きの中で、不安定なとこで安定させるとか、片足の動きとかすごい多いので、片足にいろんな負荷かけて安定させるとか、とにかくいろんな突発的に起こることに対してうまく反応できるような体をつくっていく感じですかね」
―なかなか上積みするのは難しい
「そうっすね。僕は3年目から今のトレーナーさんに教えてもらっていて、そこからずっとそのトレーニングは継続してやっている。もちろん、そういう積み重ねができているから試合も出られている。成績も以前に比べて伸ばせているので、もう1段階、2段階、本当の意味でリーグのトップに行きたいなって。そういう面ではそういうところのレベルアップが不可欠かなって感じているというか、それは間違いないと思うので。それができてこそ、初めて自分が持っている体重だったり、筋力っていうのが、全く同じ体でも発揮した時の出力が全く違うみたいな感じになると思うので。そういうところを目指しています」
―守備面で成長した部分は
「去年よりもスローイングの安定感が増したかなっていうのはありますね。いろんな数字で見ても守備は伸びたなって思いますし、いろんな予測だったりとか、バッターとピッチャーの球種の兼ね合いとかで、こう来るんじゃないかって予測のもと、守れたのもあります。それによって自分の走力以上に守れる範囲は広がったなと思う。そういうところは1軍で出続けることによって変化してきた。成長した部分かなと思いますね」
―補殺は両リーグ通じて外野手でトップの「11」。来年、目指す数字は
「ベースを回られる頻度が今年もどんどん減ってきたと思うので、それがどうなるかちょっと。補殺だけでは自分の守備は表現できないと思うので、要はホームに生還した回数を今年より防げたら良いかなと思います」