〝いそほそ〟コンビの人気はすさまじかった。五十幡と細川が２８日、応援大使として豊頃町を訪問。町内の小学生約１００人の前に登場すると、体育館に割れんばかりの歓声が巻き起こった。

　人受けの良さは一朝一夕で身に付くものではない。いつだって真剣にファンと向き合う２人だから、子どもたちの心もガッチリつかめるのだろう。

　デモンストレーションを行った際には、児童たちが発する『本気、本気！』のコールに応えて、高速キャッチボールを披露。これぞプロという高度な技術で、会場を大いに盛り上げた。

　人気の理由はまだまだある。小学校での交流を終えると、併設されている中学校にも足を運んだ。こちらは全く予定されていなかったことで、プロ野球選手のサプライズ登場に生徒たちは驚きの表情。全教室に飛び込み、一人一人とハイタッチを交わす行動力はリスペクトに値するものだった。

　細川が「子どもが大好き。本当に楽しかった」と言えば、五十幡も「逆にこちらが元気をもらえた。これを活力に、来シーズンは日本一を勝ち取ります！」と満面の笑み。周囲が喜ぶ行動をサラリとできる。すてきな大人たちの好感度は、今後もますます高まりそうです。