コンサドーレ
札幌GK菅野孝憲が一戦必勝態勢で広島撃破誓う 〝新スタ〟初戦も普段通り貫く
■11月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は12月1日のアウェー広島戦に向けて、ボール回しなど軽めの調整を行った。絶対に負けが許されない一戦の舞台は、今季オープンしたエディオンピースウイング広島(Eピース)。札幌にとって初めて足を踏み入れるスタジアムとなるが、百戦錬磨のベテランGK菅野孝憲(40)は全く動じることなく、チームの勝利という己の任務をきっちり果たす構えだ。
前節湘南戦から中22日でも「難しくない」
今月9日のアウェー湘南戦(1△1)から、中22日という長いスパンを経て臨む。残留が懸かるシーズン最終盤、というしびれる場面の中で、これだけ長い期間、公式戦から遠ざかると決して簡単ではないと想像するが、菅野は「難しくはない」とキッパリ。「常に次の試合にどうやって勝つか、というのを意識して行動していた。それは中1週間だろうと変わらないし、常に集中してできてきたと思っている」と、この中断期間も高い集中力を保ち続けて、日々のトレーニングに取り組んできた。
22年間のプロ生活で、クラブW杯やACLといった海外勢との対戦を含め、ここまで公式戦通算761試合に出場。幾多のスタジアムでの試合経験を持つ菅野が、新たな戦いの舞台として挑むのが、次節の会場となるEピースだ。「サッカースタジアムであればあるだけ、サッカーに集中できる」と語る守護神に、初めて戦うスタジアムでチェックするポイントを尋ねると、「(特には)ないですけどね。風の特徴とかは試合前には確認するけど」という回答が返ってきた。