2024年自己採点~特別編~ 伊藤大海が選ぶMVPは…「誰よりもチームを気にかけていた」あの人
MVPが選ぶMVP エース右腕が選定
道新スポーツデジタルでは「2024自己採点~の場合」と題して、ここまで14選手に今シーズンを振り返ってもらった。「俺が選ぶ今年のチームMVP」という質問で断トツの票を集めたのが、エースの伊藤大海投手(27)だった。
最多勝と最高勝率のタイトルを獲得した道産子右腕が選ぶ「今年のチームMVP」は-。
チームメートから絶大な信頼も自己評価は…
プロ4年目の今季は開幕投手を務め、先発ローテーションの柱としてフル回転。キャリアハイの14勝を挙げ、さらなる飛躍の年となった。
「68点。何の納得もしていないです」。自己採点は厳しめだが、チームメートからは「チームの先頭に立って、柱になってくれた」、「大海から熱いものを感じた」との声が上がった。
道産子右腕が選んだのは、やはり…
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そんな伊藤が選ぶ「チームMVP」は、選手会長を務めるチームリーダーだった。
「年間通してですか? (松本)剛さんじゃないですか。うちはキャプテンとかいないですけど、そういう姿で1年間引っ張ってくれていたので。何か言ってくれたというか、誰よりもチームのことを見ていたなって。気にかけていた。みんな伸び伸びできていたのは、剛さんのおかげだと思います」
プレー以外でもチームに大きく貢献
「個人としては悔しかったかもしれないですけど、プレー以上のものをくれていたというか、精神的にも支えてくれていた」
松本剛は今季127試合に出場も、打率.236と低迷。胃腸炎の影響で、ファーム調整した時期もあった。それでも、若い選手が多いチームにとって、背番号7の存在感は絶大だった。
選手会長へ感謝しきり 「ずっと引っ張っていた」
伊藤と松本剛はエスコンフィールド北海道のロッカーが近く、話をする機会も多かった。
「ずっと引っ張っていたなって印象です。ムードをつくったりとか、勝つための雰囲気づくりというか。すごいっすよね。自分が苦しい時でも、そういう姿でいてくれたので、周りも付いて行こうって気持ちになりました」と感謝の思いを口にした。
縁の下の力持ち 2位躍進を支えた功労者
2年連続の最下位から2位へ躍進した2024年シーズン。献身的にチームを支える選手会長の姿は、まさに〝陰のMVP〟だった。