プロ野球
くふうハヤテから阪神の育成3位指名 江別出身の151キロ右腕・早川太貴投手が北広島市役所を表敬訪問
初ものづくしのNPB入り
今春創立したNPB2軍球団・くふうハヤテベンチャーズ静岡から阪神の育成ドラフト3位で指名された江別市出身の151キロ右腕・早川太貴投手(24)が、今年1月まで勤務した北広島市役所を、池田省吾球団代表と一緒に表敬訪問した。江別市生まれ、大麻高校、小樽商科大、くふうハヤテからはいずれも初のNPB入りだ。
24歳のルーキーが古巣に〝凱旋〟した。昨年まで通勤時に毎朝見上げたエスコンフィールド北海道近くの庁舎では、昨年までの同僚職員から出迎えを受けた。「経歴だけ見たら、遠回りだった部分もあるのかなと思いますが、こういったたくさんの経験ができたのも僕しかない武器だと思う。これを生かして1軍の舞台でも活躍できるように頑張りたい」と、早期の支配下登録入りと、エスコンのマウンドを目指す。
市役所勤務のかたわらウイン北広島でプレー
2度目のドラフトで悲願を叶えた。小樽商大卒業後、北広島市役所で福祉課に勤務するかたわら、ウイン北広島でプレー。昨春、150キロ右腕として一躍注目を浴びた。初めてのドラフトは指名漏れしたが、新球団のくふうハヤテのトライアウトに合格。今季はウエスタンで25試合に登板。4勝7敗、防御率3.22をマーク。なかでも3月22日の阪神戦(鳴尾浜)では7回無失点で個人、チームとしても記念すべき初勝利。5月3日には8回無失点で〝甲子園デビュー〟を飾るなど、相性の良さを見せつけ、スカウトに好印象を残した。