日本ハムの野村佑希内野手（２４）が３０日、来季開幕戦の４番に内定した。エスコンフィールド北海道で行われた「Ｆ　ＦＥＳ　２０２４」のラストに、新庄剛志監督（５２）から指名された。急きょマイクの前に立った野村は「４番の野村です。結果を残せていないので、来年は圧倒的な成績を残して日本一になります！」と宣言し、ファンを沸かせた。イベント後、取材に応じた一問一答は以下の通り。

―開幕４番に指名された
「驚きというか、結果を残しての４番ではないのは、分かっています。おめでとうとか言ってくれる人もいるかもしれないですけど、それは違うなと思っている。シーズンを通してその打順にいられるように準備したいと思います」

―事前に伝えられていなかったか
「いや、何もないです」

―開幕投手に続いて４番の発表。呼ばれる予感は
「いや…。もちろん、今年、頑張った人が出るのは当たり前ですし、そこから選ばれるかなと思っていました」

―開幕投手は同級生の金村に
「今年、同級生が活躍する姿をずっと見ていましたし、その一員として、一緒に戦いたいなとずっと思っていたので、スタートからそのチャンスをいただける。しっかり援護できるように頑張りたい」

―２４年は苦しいシーズンだった。新庄監督に来季の４番を任されたということの意味をどう感じているか
「期待してもらっている部分はすごい感じます。わざわざ、こういうところで言ってくださるということは、やらなければいけない、と言われている。気を引き締めて、結果を出せよと言われていると思う。そう感じました」

―ファンから大きな拍手、声援があった
「今年、どんな成績になっても、ずっと応援してくれていますし、球場に行ったらタオルとか見えます。そういう中で、発表された時の歓声は、うれしいですし、もう裏切れない。１年を通してこの歓声を聞き続けられるように成績を残したいなと思いました」

―来季は７年目。開幕戦でどういう姿を

「１度、（２３年に）開幕４番もやらせてもらって、なかなかいい結果を出せず、今年も苦しいシーズンを過ごしたので、この２年間の思いを爆発させたい。チームメートも頼りになる選手ばかりなので、抱え込みすぎないように、みんなと一緒に戦い、助けてもらいながらやりたい」

―こだわりを持っていた打順
「入った時からずっと４番と言っていましたし、エスコンフィールドで最初の開幕４番を任せてもらった時になかなか結果を残せずに、悔しい思いというか…。そうそうチャンスはもらえないだろうなと。打順も固まってきたので。その中でチャンスをいただけたので、今度こそしっかり勝ち取って、目標としていた打順を自分のものにできるようにしたい」

―頂点への思いは
「チームは勝ちましたけど、僕自身、ＣＳ（クライマックス・シリーズ）にいられなかったですし、Ｂクラスの時しか、しっかりと試合に出られていない。強いチームの時にしっかり中心となってやりたい思いもありますし、やるからには１番で。チームとして１番、日本一になれればいいなと思ってます」

―４番として、どうチームを頂点に導くか
「どっしりと、代えられない選手というか、チームの顔となれるように、しっかりバットで結果を出して、日本一に、北海道を日本一にできるように頑張ります」

―４番は誰になると想像していたか
「さっきも言いましたけど、結果を残した人が４番に。マンチュウ（万波）もそうですし、ジェッシー（水谷）とか、呼ばれるかと思いました」

―開幕４番を早く公表され、どう過ごしていきたいか
「やることをしっかり明確にしてオフシーズンに臨んでいますし、そのへんはしっかりやりたい。なかなかないことですけど、指名していただいたので、最善の準備というか、開幕戦に対して不安が全くないような状態でいきたい」

―開幕戦で対戦する西武・今井の印象は
「一番は、真っすぐが速い。そこがまず、すごい。あとは体力がすごいというか、球速帯も落ちず、ピンチになった時のギア（の上げ方）はすごいものがあるので」

―その球をはじき返すように、このオフは取り組む
「（投手陣全体の）真っすぐが速くなってきていますし、そこに対しての対応というのは絶対に必要になってくる。自分の中でいろいろ考えながらやっていましたけど、より一層、対戦する相手が明確になったので。しっかり結果を残せるように頑張ります」