斎藤友貴哉 新庄監督の守護神指名に自信「流れ的にあるかも?って。ワクワクがすごい」
「F FES2024」でサプライズ発表
日本ハムの斎藤友貴哉投手(29)が30日、エスコンフィールド北海道で行われた『F FES2024』に参加。イベント最終盤に新庄剛志監督(52)から、来季の守護神に指名された。
これぞボス流! 次々と来季のプランを披露
サプライズ連発だった。マイクに向かった指揮官は「いきなりですが…」と冒頭からアクセル全開。来年3月28日に行われる開幕戦(西武戦・ベルーナドーム)の先発に金村を指名し、同戦の4番に野村を抜てきすると発表した。
さらには本拠地開幕戦(4月1日・ソフトバンク戦)に、エースの伊藤を起用することも明言。詰めかけた2万8000人超のファンが、次々と明かされる来季のプランに驚きの声を上げた。
予感的中!? 気合みなぎる剛腕
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ボスの言葉を聞きながら、斎藤は淡い期待と少しの予感を抱いていた。
「金村、野村と来た時点で、抑えは誰かが言われると思っていた。頭が真っ白というよりは、流れ的にあるかもな?って期待感がありました。気持ちが引き締まったし、ワクワクがすごいです」
好成績を収めたプロ6年目シーズン
プロ6年目の今季はシーズン防御率1.71の好成績を収め、10月5日の楽天戦でプロ初セーブを記録。クライマックス・シリーズで2試合に登板するなど、経験を重ねるたびに首脳陣の信頼を高めた。
ファンへ堂々の宣言 「抑えになります。抑えます!」
終盤戦のマウンドで確かな手応えをつかんだから、守護神候補として堂々と名乗りを上げられる。この日のステージ上では、ファンへ向けて「来年、抑えになります。抑えます!」と右手を突き上げて絶叫。力いっぱい、決意を表明した。
「キャリアとしても、今年は大事な1年になりました。正直、来年に向けて勝負できるっていう気持ちはある。最初だけ指名されても、こう(指で下降線を描き)なったら意味がない。1年間を通して1軍で戦うための体づくりを考えながら、このオフを過ごしたい」
田中正と争うクローザーのポジション
新庄監督はクローザー候補たちの競争を促すように、壇上で田中正の名前も挙げた。高め合うライバルの存在は、斎藤にとっても成長の原動力となる。
「競争だけど、意識はしません。(対戦する)相手を抑えるだけで、やるべきことをやるのが最優先です。正義はずっと抑えのプレッシャーの中で投げてきたし、自分も今年は1試合だけど、抑えの緊張感を味わえた。そういう経験を含めて、シーズン通して頑張りたい」
最速160キロを誇る豪腕は、優しい瞳の奥に闘志をみなぎらせた。