コンサドーレ
2024/12/01 18:35

【プレーバック・写真入り】J1第37節 広島5ー1札幌(12月1日、広島・エディオンピースウイング広島)

試合後、サポーターの前に来て、応援への感謝と、最終節で闘う姿勢を見せることを約束したMF荒野(左から2人目)=撮影・北波智史

試合前日に降格決まり、1-5の大敗

 31日の試合で柏が引き分けたことで、試合の前日に来季のJ2降格が決まった北海道コンサドーレ札幌は、優勝争いしている広島に1-5と大敗した。

 前半8分、広島のFW加藤に先制点を許した。1点ビハインドの前半42分、FW鈴木武蔵(30)が右サイドのMF近藤友喜(23)からのクロスを左足で決めて同点に追いつく。いよいよ反撃モードか、と思われたが前半アディショナルタイム2分に広島のMF東の直接FKが、ゴール前ではずんだが誰もボールに触れないまま札幌ゴールに吸い込まれた。

 1-2で折り返して迎えた後半。札幌は3バックの右に入っていたDF大﨑玲央(33)を下げて、FW白井陽斗(25)を投入した。後半8分、GK菅野孝憲(40)が広島のシュート体勢に入った加藤を倒して警告を受けた。MFアルスランにPKを決められ、リードを2点に広げられた。

 この後、MF宮澤裕樹(35)、MF荒野拓馬(31)、DF中村桐耶(24)を次々投入するも、不利な状況を打開するに至らず。後半34分には、途中出場した広島のFWソティリウに決められ1-4に。後半42分に再びソティリウがヘディングで自身2点目を入れ、1-5になった。直後の後半43分に札幌はMF小林祐希(32)を入れて交代枠を使い切った。逆転残留への可能性がとざされた札幌に、逆転優勝への執念を見せる広島の勢いは止められなかった。

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■後半20分から途中出場し、J1通算250試合出場を達成したMF宮澤裕樹(35)
「降格が決定してもサポーターの皆さんがたくさん来てくれた中で、良い試合を見せられなくて申し訳ない。(前日移動中に降格が決定。その心境は)受け入れるしかない、という感じだった。自力で(残留)というところを消してしまったのも自分たち。1年間トータルで戦ってきて難しい状況ではあったけど、(柏の)結果を見て残念だという思いだった」

後半42分、5点目を決められ、ピッチに膝をつくMF宮澤(右)



■キャプテンマークを巻いて先発出場したMF駒井善成(32)
「今日はしっかり切り替えて、自分たちらしいサッカーをしようと試合に向かった。(らしさを)出せたところもあるし、広島というすばらしい相手になかなかうまくいかないところもあって、結果が伴わなかった。もっともっとチーム全体で強くなっていかないと、と思った。ラスト、ホームで試合があるので、サポーターの思いを背負って、ピッチに出る11人、ベンチから(スタートする)選手が、そういう姿勢を見せて戦っていきたい」

後半、ゴール前に攻め込むMF駒井(中央)

 

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