コンサドーレ
札幌がペトロヴィッチ監督の退任を正式発表 「関係性は今後も何も変わらない」
礎を文化・伝統として継承する
北海道コンサドーレ札幌は4日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)が今季限りで退任することを正式に発表した。同監督は2018年に就任。「ミシャ」の愛称で親しまれ、在籍した7年間でこれまでにない攻撃的なサッカーを根付かせた。18年はクラブ最高位のリーグ4位、翌19年にはルヴァン杯で準優勝に導いた。近年は低迷が続き、今季はJ2降格圏からなかなか抜け出せず、第37節が行われた11月30日に16年以来9年ぶりの降格が決まっていた。
三上大勝代表取締役GM(53)はクラブを通し、「7年前、『今後クラブをより大きく、存在意義があるものにしたい』『選手がより成長でき、好かれるクラブにしたい』という思いがあり、ミシャを招聘しました。期待していた通り、7年間でその礎をしっかり作ってくれました。今シーズンまでJ1で存在を証明してくれたのみならず、アカデミーのフットボールのスタイルにも貢献してくれました。ミシャが築いてくれたものを文化・伝統として継承し、さらに強くなることがミシャへの恩返しになると信じています。ミシャとクラブの監督としての関係は終わりますが、クラブとミシャは『関係性は今後も何も変わらない』と思っており、ミシャとはこれからも大切な仲間のひとりとして関係を築いていきます。本当にありがとうございました」とコメントした。