【一問一答】ブレークの田宮裕涼　「３億です」で笑顔のサイン　「お友達」オタミヤについても語る

　日本ハムの田宮裕涼捕手（２４）が４日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、２３００万円アップの年俸３０００万円で更改した（金額は推定）。プロ６年目の今季は開幕スタメンマスクを勝ち取り、キャリアハイの１０９試合に出場するなどブレークした。アップ率を問われると「３億です。一桁、間違えていました（笑）」と、ちゃめっ気たっぷりに返答。笑顔にあふれた会見の一問一答は以下の通り。

【日本ハムの契約更改一覧：１２月４日時点】

―サインはしたか
「はい！　サインしました」

―年俸はアップした
「はい。年俸は上がりました」

―何％上がった
「３億です。間違えてました。一桁、間違えていました（笑）」

―球団からの提示額を見た時は
「しっかり評価してくれているんだなと感じました」

―交渉の場では球団から何か言われたか
「来年１年しっかり活躍してくれよ、と言われました」

―１０月末にクリーニング手術した右肘の状態は
「特に問題なく、と思います」

―もうボールは投げている
「いや、まだ始めてないですけど。こっちでイベントとかあったんで。これからです」

―スローイング再開のメドは
「いや、もう投げていいよと言われているんで。です！」

―近々、始めようかなと
「近々。はい、始めようかなって感じです」

―春季キャンプインも問題ない
「いけるんじゃないかな、と思います。分からないですけど」

―自身初の開幕スタメンマスクをつかみ、１０９試合に出場した
「キャンプが名護（１軍）で始まって、開幕スタメン。去年、最後（終盤）の１０試合（出場が）あって、開幕スタメンを狙おうとやっていました。そこでまず開幕スタメンで出られたことは良かった。去年の自分では１軍でこんなに出るとは思っていなかった。今年たくさん出られて良かったかな」

―打撃面では打率.２７７の成績を残した
「僕もタイトルが欲しいのは首位打者ですし、今年の最初は（１軍の戦力となった）１年目にしては出来過ぎたバッティングをしていた。来年はしっかり１年間、打てる技術を磨く。（ソフトバンク）近藤さんに並ぶくらいにバッティング技術を磨きたいと思います」

―〝ゆあビーム〟と称される強肩も浸透してきた

「そうですね。まず僕を覚えてもらうには〝ゆあビーム〟が一番、覚えやすい。まだまだ知らないファンの方もたくさんいるので、知ってもらえるようにアピールしていきたい」

―今年は自身のグッズも売れていた
「そうですね。最初よりは球場にグッズのタオルとかも増えましたし、とてもうれしいなっていうのは思います」

―年俸アップ分でのご褒美は
「思い浮かぶものですか…。いやあ、ちょっと特にないので、お金ためます！」

―来季の目標は
「チームの優勝に貢献するのが第一の目標ですが、個人としては打率３割、盗塁阻止率４割を超えられるようにやっていきたい。盗塁は２桁、来年も走りたいなと思います」

―同学年でバッテリーを組む金村が、来年の開幕投手に決まった
「今年、金村とずっと組んでいましたが、来年、一緒に組めるかは分からない。僕も決まっているわけではない。キャンプ、オープン戦でアピールして、自分でつかみ取っていきたいなと思います」

―オフの予定は
「リハビリもあるので、特にはどこにも行かず練習します」

―課題、テーマは
「肘の強化もそうなんですが、１年間、戦える足腰、下半身をしっかりつくっていきたいと思います」

―下半身をしっかりつくるトレーニングとは
「重量とかもそうですし、あとは瞬発、走るのもやっぱ鍛えたいと思っているんで、ランニング系のメニューもしたいなっていうのは思っています」

―下半身は１年間、戦い抜く上でも大事
「盗塁もするので、やっぱ盗塁した日の負担がすごいなっていうのはすごい感じましたし、走るためにはやっぱ下半身が強くないとダメだなっていうのは感じました」

―走れて守れて打てるキャッチャーは、なかなかいない
「そうですね。やっぱりキャッチャーは走れない、足が速い人はあんまいないと思うので、僕は唯一、足もあるっていうのはもう入団当初から思っていた。入団当初から打って守って走れるっていうのを目標にしていましたし、まずそこが１年間ちょっとはできて良かったかなって思う。来年もしっかり続けてやっていきたい」

―「ＦＦＥＳ」には、友達の「オタミヤ」が出ていた
「お友達。そうっすね。僕、今年のファンフェス全然、出てないんですけど…友達が出るって言って、その友達がなんか一気に笑いを持ってった感じが。ちょっと目立ちすぎとは言っといたんですけど。注意して。俺より目立たないで、とは言っときました」

―それに対して友達は何か言っていたか
「なんか、オタクを全うしただけだよ、って言ってたんで（笑）」