【一問一答】伏見寅威 正捕手は譲らない 球団へ直訴「もっと試合に出たい」
日本ハムの伏見寅威捕手(34)が4日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、現状維持の年俸1億円でサインした(金額は推定)。来季が3年契約の最終年。62試合の出場にとどまった今季を振り返り、全試合出場とチームの日本一を目標に掲げた。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月4日時点】
―サインは
「サインしました。(複数年契約なので)変更はないです」
―球団から、かけられた言葉は
「来年、日本一を穫りましょう、という話ですね」
―球団の話を聞いて
「評価はしている、という話だったので、ありがとうございます、という会話です」
―どんなところを評価していると
「あまり詳しくは話していないですけど、キャッチャーとして年齢も上になるので、後輩とのコミュニケーションとか、そういうところを評価してもらいました」
―球団に伝えたことは
「もっと試合に出たいと言いました」
―今季は62試合に出場。振り返って
「悔しいシーズンだったなと思っています。試合に多く出たいと常に思っているので、試合数が減ったのはすごく悔しいです」
―勝負強さが目立った打撃については
「これを続けられるように、来年、もっともっと数字を伸ばしていけるように頑張りたい」
―ファンの声援はどう感じたか
「すごく声援が力になったと思っています。特に秋のCS(クライマックス・シリーズ)に向かって戦っている時、本当に鳥肌が立つくらい声援がすごくて、後押しされたなという印象です」
―25年シーズンに向けて目標、テーマは
「全試合、出たいですね。チームも日本一。全部の試合に出たいという思いは強いです」
―開幕マスクについては
「まだ、開幕の試合に出たことがないので、出てみたいです」
―オフの予定は
「毎日、エスコンフィールドでトレーニングします。ずっと僕はコツコツやってきているので。このオフもできる時は必ずエスコンまで来て体を動かして、来年に向けてやっていきたいなと思っています」
―強化ポイントは
「あまりないですけど、僕は、これをやってドカンと飛躍するタイプではなくて、継続するのが強みだと思っているので。やってきたことの復習だったり、基本的なことをやり続けてレベルアップしていきたい」
―来季は35歳で野手最年長。意気込みを
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「誰に聞いても同じことを言うと思いますけど、日本一しか見ていないので、全員で力を合わせて頑張りたいと思います」
―試合に出続けるために何が必要になるか
「全試合に出る体力もそうですし、今まで100試合とか、中途半端なことを言って、この成績だったので。全部出るつもりがないと、中途半端な成績になってしまうと思うので、全試合に出る思いでやりたいと思います」
―試合の最初からマスクをかぶる
「いろんな出方があると思うので、でもベンチでずっと見て終わるということは、野球選手としてないように。とにかくフィールドに出て、全試合に貢献するということを目標にやりたいなと思います」
―日本一を掲げる上で、ソフトバンクとの差はどう感じるか
「う~ん、僕もよく分からないです。でも、今年はファンの人の声援を含めて、若い力とか勢いで勝ち上がった感はすごいあるんですけど、なかなか2年連続は難しくなってくる。来年また新たにいろんな難しい試練が出てくると思いますけど、みんなで力を合わせながら乗り越えていければ、なんとか優勝できるんじゃないかなと思います」
―若い力が多い分、経験を生かしてカバーするか
「それを分かっている人ってそんなにいないと思うんですよね。ホークスの選手でも、何が必要かと明確に言える人はいないと思うので。一日一日の試合をどうやったら勝てるか、考えてやるしかない」
―全試合に出る体力が必要。今はどんな練習を
「全部やっていますね。走ったり、ウエートや打ったり守ったりと。やらない日をあまりつくらない。シーズンが終わってから大きな休みはなく、常に動き続けているので、このまま続けていって、いつでも試合に出られる状態はキープしてやりたいと思っています」
―これまで一定期間、休むことも
「そうですね。そういうシーズンオフの過ごし方もありました」
―今年はなぜ、あまり休まないのか
「基本的には(練習を)続けるタイプではあるんですけど、特に去年のシーズンオフの時にトレーニングコーチと、ランニングの量をもう少し増やしていったらどうだ、という話をして。ランニングができないならバイクをこぐとか、相談もしながらやった結果、体の動きはかなり良かったので、僕にはそれが合うのかなと。今年も継続してやっていきたいと思います」
―開幕戦でのスタメンマスクがないのは意外かと
「正直、僕の経歴というか、選手としての詳細を見てもらったら分かるんですけど、僕がキャッチャーとして出始めたのは2020年くらいから。実質4年くらいしか主にこのポジションで出ていないので、タイミングがなかったというのと…。年齢とか関係なく、これからもどんどん成長していきたいと思っています」
―開幕戦のスタメンマスクは特別か
「出たことがないので分からないですね。だから感じてみたいですね」
―郡司がキャッチャーの比重を増やしたいと話していた。争いが激しい
「でも、実際にやることは変わらないですよね。だから、それに対する何かがあるか、といったら特にないです」