契約更改後に行われた山本拓の記者会見は、熱中しているという料理の話題で持ちきりとなった。今月末に結婚式を控えていることもあり、夫人と共に節制中。結婚前にスポーツ栄養プランナーの資格を取得し、ヘルシー料理を作ってくれる愛妻のため、オフは右腕が台所に立っているそうだ。

　「シーズン中は妻がご飯を作ってくれるので、大変さが分かりましたね。何品も作るとなると、マルチタスクで、野菜を切って、こっち炒めてみたいな。頭使うなと思いますし、オフシーズンもすごくいい意味で忙しい。トレーニングと栄養のことを考えながら、結果的に自分のプラスになる」と充実の表情だった。

　最近のベスト料理を尋ねてみると「揚げない春巻きですかね」。具はニラとヘルシーな鶏むねひき肉を入れ、強火で焼くのがポイントだそうで「絶賛してもらいました」。煩わしい毎日の献立決めも楽しんでおり、今晩のメニューは「追い込み期間に入っていまして、奥さんが鶏ささみしか食べないとか言い出している。鶏ささみで何か作ろうかな」と声を弾ませ、ルンルンだった。

　そんな終始和やかムードの会見の最後、山本拓が自ら切り出した話があった。ＣＳ（クライマックス・シリーズ）前に新庄監督からＳＮＳで「ＣＳと日本シリーズ抑えあるから準備しておいて」とメッセージが届いたことを明かし、「F　FES」で守護神に斎藤、田中正が指名されたことを「すごく悔しかった」と吐露した。

　「最初はあの２人かもしれないけど、最後に立っているのは自分だっていう気持ちで、すごくメラメラしてます。登場曲じゃないですけど」。自身が登場曲に使用している緑黄色社会の「Ｍｅｌａ！」にかけ、気合をみなぎらせていた。