コンサドーレ
2024/12/05 18:55

札幌DF岡村大八がペトロヴィッチ監督に恩返し誓う「ここまで成長できたことに感謝しかない」

雪の中練習を行うDF岡村=撮影・工藤友揮

■12月5日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は8日のホーム柏戦(プレド)に向けて、ボール回しなどで調整した。前日4日に7シーズンにわたって札幌の指揮を執ってきたミハイロ・ペトロヴィッチ監督(67)の、今季限りでの退任が正式発表。薫陶を受けてきた選手の1人であるDF岡村大八(27)が、名将への感謝の思いを胸に、今季ラストゲームに臨む。

申し訳なさと悔しさ「本当にそれだけ」

 岡村はここまでリーグ戦32試合に出場し、今季も主に3バック中央で、札幌の守備の要として奮闘してきた。それだけに前節広島戦の前日に決定したJ2降格という結果に、責任を感じている。「札幌を応援してくれている全ての方々に、申し訳ないという気持ちと、悔しい気持ち。本当にそれだけです」と、悔しさをにじませた。

 2024年シーズンも、ホーム最終戦を残すのみ。「(目指すのは)勝ちだけ。自分たちのプライド、応援してくださっている方々への感謝を、プレーでまだ示す機会があるので、ただ勝つことだけ考えて戦いたい」。苦しいときも支え続けてきたサポーターへの感謝を忘れずに戦いきるつもりだ。

「お父さんのような存在だった」

 感謝を伝えたい人は、もう1人いる。21年の札幌加入から、4シーズンにわたって指導を受けてきたペトロヴィッチ監督だ。「ミシャの集大成でもあるので、ミシャへの感謝を込めてプレーしたい」と、共に戦う最後の試合で、恩返しを果たそうと強く思っている。「お父さんのような存在だった。自分が成長できたのもミシャのおかげだし、僕が(移籍先に)札幌を選んだのもミシャがきっかけ。そのミシャの下で使ってもらえて、ここまで成長できたことに、本当に感謝しかない」。

移籍当初はミシャサッカーに順応できず…

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