【一問一答】杉浦稔大 4児のパパ 子育てとトレーニング両立 増額分は習い事費用に
日本ハムの杉浦稔大投手(32)が5日、エスコンフィールド北海道で契約更改に臨み、1800万円アップの年俸7000万円でサインした(金額は推定)。オフは4児の父として、トレーニングと並行しながら子育てに奔走中。家族と過ごす貴重な時間を大切にしながら、来季の勝ちパターン定着を目指して準備を進める。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月5日時点】
―サインは
「しました。アップしました」
―どのくらいの増額か
「いい車が買えるぐらいですね」
―球団から、どんな言葉をかけられたか
「まずは1年間、お疲れさまでしたという言葉と、『途中、離脱はありましたけど、1軍でしっかり戦力になってくれた』という評価をしてもらいました」
―その言葉を受けて
「これを何年も続けていくことが大事だなと思いました。僕の場合、続けてしっかりと胸を張れる成績を残せていないので、来季、しっかりやろうという気持ちになりました」
―球団に伝えたことは
「シーズン中のブルペンの様子というか。改善点も多少は伝えました」
―球団側のリアクションは
「毎年、改善点として真摯に受け止めたいとは言っていただいているので。貴重な意見として受け止めますと言ってくれました」
―今季を振り返って
「シーズン初めの方はビハインドやイニング途中から、場面を問わずという感じでした。途中、いい場面で行かせてもらえるようになって。そこは少し、信頼を勝ち取れたなと思ったんですけど。ただ、けがで離脱して、最後は尻すぼみというか、もう少しいい状態でシーズンを終えたかったなと。もう一回、来季、勝負するぞという気持ちでいます」
―数字は残しているが、納得のいかない部分も
「数字上はいいんですけど、けがで離脱したということが納得できないところ。あとは場面。河野もタイトルを取りましたし、(田中)正義が抑えで池田も。いいピッチャーがいっぱいいるので、勝ちパターンで常に、とはならないことも分かるんですけど、そこに割って入っていって、欠かせないピッチャーにならないとな、という気持ちは芽生えました」
―セットアッパー、クローザーを視野に
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「そこは当然。毎年、勝ち試合で必要とされるピッチャーにならないと、リリーフは評価されないので。抑えは監督が指名していましたけど、それはただ言っているだけなので。来季が始まれば、実力通りの序列になってくると思うので、そこは実力で勝ち取りたいと思います」
―CS(クライマックス・シリーズ)を経験して
「特にエスコンでは初めてだったので、ファンの方の盛り上がりというか。特に(ファーストステージの)2戦目、万中(万波)がホームランを打った後からすごい歓声で、そこから一気に北海道が一つになったような感覚があったので。もう一度、味わいたい、優勝したいという気持ちが強くなりました」
―オフの過ごし方は
「今は子ども中心。子どもの送り迎えと、その合間にどれだけ練習できるか。1月からは自主トレで札幌を離れることになるので。シーズン中は家族になかなか時間を使えなかったので、いろんなことをしてあげたい。その中で、エスコンでも練習ができるので、来季に向けて取り組んで、ベースアップしたいなと思います」
―増額分で子どもへのプレゼントは
「プレゼントではないですけど、今後、いろんな習い事が増えていくと思う。4人いるので、1人1個増えるだけでも、なかなかの出費なので。何年間かは通わせられるかなと思います」
―来季の目標は
「チームとしては2位という結果だったので、もう優勝しかないなという気持ちでいます。個人的には(登板数が)40試合で終わってしまったので、来季はその上の50試合は最低でもクリアして、ホールド、セーブを合わせて30は取りたいなと思っています」
―習い事は決めているものがあるのか
「今やっているものもありますし、新たに子どもたちがやりたいと言っているのもあるので、なるべくやりたいと言っているのはやらせてあげたいなと思う」
―子育ては奥さんと一緒にやっているのか
「4人いるので、分担しないと回らないので。自然と(協力している)という感じです」
―どう分担しているのか
「朝の送り迎えと、習い事の送り迎え、幼稚園のお迎え、帰ってからお風呂入れて寝かせて」
―全般的に協力している
「料理とかは妻がやってくれるので、あとは洗濯、ゴミ出しぐらいじゃないですかね」
―結構、忙しい
「忙しいです。シーズン中より忙しいです(笑)」
―合間に練習するしかない
「そうですね。合間に。僕の練習は優先順位として2、3番目くらい。できる時にやっておくという感じです」
―幼稚園に送って、練習してお迎え行くことも
「毎日そうですね。基本は」
―家がにぎやか
「そうですね。家は常に、にぎやかです。いいですよね、幸せなことだと思います」
―ホールド、セーブを合わせて30まで数字を伸ばすために必要なことは
「そこで使ってもらえるかどうかなので。当然、オープン戦からしっかりしたものは見せないといけないと思う。場面は問わずというか、本当に誰かの調子が悪くなっても、僕が崩れなければ、結果を残し続ければ、いける数字かなとは思う。とにかくけがをせず、離脱せず、たぶん、コンディションが良ければ、いける数字かなとは思います」